先生とのトラブルで子どもが話し合いを避ける時

サッカー部

部活のきつさや指導者の酷い暴言で傷つき学校へ行けなくなりました。

過去の相談事例で学校まかせにせずに謝罪の機会を作ってもらうとの回答はとても参考になりました。

しかし本人は指導者に会うのも嫌とのことです。部活動を辞めることも考えましたが本人は続けたい気持ちがあります。

部活を続けることを考えたら1度きちんと保護者も同席し謝罪の機会を持ってもらい和解出来ればいいと思うのですが、本人が望んでいないのでそのままでいいのか悩んでいます。

学校の先生とトラブルが起きたときは、きちんと話し合いの場を設けるのが良いと私の過去の記事で解説しました。

>>顧問の先生に理不尽に叱られた時は?

しかし、子どもがそれをしたがらないとき、親としてどのようなサポートをすれば良いのでしょうか。今回は、このお話をしていきます。

もしお子さんが、先生の対応が原因で不登校になっていたら、本日の内容を理解していただくことで解決につながると思います。参考にしていただければ幸いです。

復習!先生が理不尽な対応をした時

電話

先生に理不尽な対応をされたときにやるべきことは、話し合いです。保護者、先生、子ども、上役の先生(教頭など)で話し合います。

本当に理不尽な対応をしていたか事実確認をし、必要があれば子どもへの謝罪、さらに今後同じことが起きないように上役の先生にチェックしてもらうことが重要だからです。

こういう流れで進めて行くことを、まず子どもに説明しましょう。お父様お母様が勝手に進めてしまってはいけません。

子どもにまず話してから、関係者で話し合う場を作ってもらえるよう学校側に相談してみましょう。

子どもが話し合いを拒むときは?

職員室

話し合いをしようとしても、子どもが拒むこともあります。そういうときは、親だけで進めてもらってOKです。

まず、子どもにはお父様お母様が本当に先生に対して怒っている思いを伝えます。「あなたを守るために、事実確認もしたいから一度学校に行っても良い?」と聞いてください。

そうすると、7割くらいの子どもは「お母さん(お父さん)が勝手に行くなら別にいいけど」という風に答えると思います。子どもから許可が得られれば、話し合いを進めましょう。

話し合いの場に出向くときは、怒った姿勢で行ってはいけません。実際は子どもに非があった可能性もあるので、冷静に話し合う必要があるからです。

一人の意見で先生を変えるのは無理

野球部

これまで解説した流れで進めていただければ、先生に非があった場合、対応方法を変えてくれるでしょう。ただ、1人の意見だけでは対応を変えられないこともあります。

たとえば、部活で土日両方に1日練習が入っているとします。そのような先生のやり方に子どもが不満を持っていても、他のチームメイトが納得していたらどうでしょう。

不満を持っている子どもの意見は、おそらく聞き入れられません。一方、7割ほどの子どもが同じ思いを持っているのなら、変えてもらうことも可能です。

より多くの人が幸せになる道を選ぶのが「学校」だからです。自分1人の意見でどうにもならないのなら、そこに文句を言っていても仕方がありません。

子ども自身が、変わる必要があります。今回の相談者さんの場合、部活を辞めてクラブチームに入るか、別の部活に入るなどの対応を選択するようにしましょう。

本日のまとめ

学校

先生に理不尽な対応をされたときは、まず話し合いをするのが鉄則です。子どもがそれを拒むときは、親だけで進めてもらって構いません。

ただ、お父様お母様が先生に対して本当に怒っているという思いを伝えた上で、学校に行くようにしてください。

実際の話し合いの場では、怒った姿勢ではなく冷静に話を聞きます。子どもに非があった可能性もあるので、その場合は子どもが謝罪するようにしましょう。

大多数の幸福のために学校は運営されているので、1人の意見が聞き入れられないこともあります。そういうときは、子どもが変わることも必要です。

明日ですが、「音楽を聴きながら勉強するのはアリ?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!先生とのトラブルで子どもが話し合いを避ける時

 

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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