愛情バロメータとは?正しい上げ方

愛情バロメータ

これまで、メルマガなどでお伝えしてきたように、子どもが反抗的な態度を取ったり、不登校やいじめなどのトラブルを起こしてしまう原因は「愛情バロメータ」が関係しています。

ただ、愛情バロメータについてしっかりと理解できている方は少ないです。そこで本日は「愛情バロメーターの上げ方」について詳しく、改めて解説していきたいと思います

お伝えした内容をしっかり実践していけば、愛情バロメータは確実に上がっていきます。その結果、お子さんの問題行動は解決し、今よりさらに笑顔あふれる素敵な家族になるかと思います。

愛情バロメータとは何か?

親子

愛情バロメータとは、これから思春期の子どもに向き合って子育てをしていく上で、必ず押さえておかないといけない理論です。

私は2014年の3月に公立中学校の教員を辞めて、思春期の子育てアドバイザーという仕事を始めました。

愛情バロメータという言葉は、教員時代からずっと使っている言葉ですが、子育てという業界でこの愛情バロメータという言葉を使ったのは私が初めてではないかと思います。

改めて説明すると、愛情バロメータとは「子どもがどれだけ親の愛情を感じているのかを表した数値」になります。

子どもが愛情を感じれば感じるほどバロメータは上がっていきますし、逆にお父様お母様がどれだけ子どもに愛情を注いでいたとしても、子どもが全く愛情を感じていなかったら愛情バロメータは下がってしまいます。

愛情バロメータが上がると問題行動が解決する

笑顔の子供

愛情バロメータが上がると、子どもの心に2つの変化が起きます。一つ目は、エネルギーがたまるということです。

人から愛されていると感じることで、行動するためのエネルギーが湧いてくるのです。そのため、元気に学校に行ったり、勉強したりすることができるようになります。

二つ目は、親のことが好きになることです。すると、子どもが何か悪いことをしたとき「それはやめなさい」と言えば、素直に聞いてくれるようになります。

こういった理由から、愛情バロメータが上がることで、不登校や勉強しない問題を解決することができるのです。

※実際は、もう少し複雑なメカニズムなのですが、ここではわかりやすくシンプルに説明しています。

誰でも簡単にできる正しい上げ方

ハンバーグ

愛情バロメータを上げる方法は簡単です。子どもが嫌がる事をやめて、子どもが喜ぶことをするだけです。

恋愛にたとえてみるとわかりやすいのですが、彼氏や彼女、旦那さん、奥さんなどが嫌がることをしてきたら、その人のことを嫌いになりますよね。

その行動に、愛情を感じることはないと思います。しかし、自分が嬉しいことをしてくれたら、愛情を感じますよね。これと原理は同じです。
  • 子どもがサッカーが好きなら、練習相手になる
  • 好きな食べ物がハンバーグなら、たくさん作る
など、子どもが喜ぶことをすると愛情バロメータは上がっていきます。しかし、子どもが嫌がることをすると愛情バロメータは下がります。たとえば、
  • 「勉強しなさい」と口うるさく言う
  • 言うことを聞かなかったら、手を出す
などです。

よくある2つの勘違い

ゲーム

愛情バロメーターについてよくある2つの勘違いがあります。

「嫌がることをやめる」という部分について

たとえばお子さんがゲームをしていたとします。夜10時になって寝てくれたら良いのですが、夜中までゲームをしていていると、「ゲームをやめなさい」と言いますよね。

その言葉に子どもが反抗すると、「愛情バロメータを下げてしまうから言うのはやめよう」と考えてしまう人がいます。

しかし、これは間違いです。子どもに好きなことをさせてあげる、嫌がることをしないという事は大前提ですが、それ以上に子どもの健康を守っていくことが大事だからです。

子どもが夜中ずっとゲームをしているのをそのまま放置していたら、昼夜逆転生活になって学校に行けなくなり、体調を崩してしまいます。

そうなる前に、子どもを守るのは親の仕事です。

子どもが喜ぶという部分

子どもが喜ぶから何でも買ってあげようと、高額なものばかりを買ってあげると、金銭感覚が狂ってしまいます。

将来破滅の道に行ってしまう可能性もあるので、なんでも買い与えるのは間違いです。常識の範囲で子どもの喜ぶことをしてあげましょう。

本日のまとめ

考える

愛情バロメータを上げる方法は、シンプルです。子どもが喜ぶことをしてあげればいいからです。

まずは「子どもが喜ぶことをしてあげられているかな」と、今の生活を振り返ってみましょう。

もし、できていないと思ったなら、これから意識してみてください。

なお、愛情バロメータについては、思春期の子育て講座でさらに詳しく解説しています。

>>思春期の子育て講座

明日ですが、「担任とぶつかる子どものサポート法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!愛情バロメータとは?

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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