子どもと喧嘩したときの改善ステップ

親子喧嘩

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

先生の教えを意識してほとんど何も言わず見守っています。しかし、失敗してしまいました。

受験の面接なのに、髪型も前髪命で長すぎるので、髪を切りに行ったのですが、家に帰ると「切りすぎた。こんな前髪じゃ学校行けない」と荒れています。

「短くなりすぎたのは、もうすぐ受験なのでと短くしないとと口を挟んだ私のせいだ」と暴言であたって来ます。

子供の気持ちをわかってあげられず、大事な時期に取り返しのつかないことをしてしまったと子供に泣いて謝りました。

余計にうざいと家を出ていこうとするので、玄関でもう帰ってこなくなっちゃうと泣いて引き止めました。今後私は、どうしたら良いでしょうか?

お子さんと喧嘩をしてしまうことは、よくあると思います。特に、思春期の子どもは、気に入らないことがあると「お前のせいだ」と親を責めることもあります。

今回は、そういうときどうすれば関係を修復できるのか、具体的な対応法をお伝えします。記事の通り進めていただければ、すぐにお子さんとの仲も改善できると思います。

親子関係が今より良くなれば、落ち着いて受験に臨めるので、志望校に合格する確率が高くなります。ぜひ参考にしていただければ幸いです。

何も言わずに見守ること=愛ではない

愛

今回の相談者さんは、自分は子どもへの対応を失敗したと思っています。しかし、私の感覚ではまったく失敗ではありません。親として当たり前のことをしただけだからです。

前髪が長すぎれば、面接で点数を下げられます。それを防ぐために、前髪を切ったほうがいいと助言をするのは親として当然です。

また、子どもが自分で切りに行っただけなので、謝る必要もありません。

何も言わずに見守ることが愛ではありません。言わなければいけないことを言うのが、愛なのです。

今回の相談者さんは、言わなければいけないことを伝えている素晴らしいお母様です。子どもが自分でイライラしているだけです。

ダメなことを伝えて反発するなら放置する

反発

では、今回のケースの場合、どのような対応をすれば良いのでしょうか。ダメなことを伝えて子どもが反発するなら、放置すれば良いだけです。

子どもの反発は一時の感情なので、落ち着けばまた気を取り直して接してきます。

これくらいのことで謝っていたら、子どもは図に乗るだけだからです。イライラを親にぶつけていれば、言うことを聞いてくれると思ってしまいます。

今回の相談者さんの場合、前髪を切らずにいたら面接で落とされるだけなので、助言したことになんの非もありません。

謝る必要はまったくないので、今後同じような場面に出くわしても、泣いて謝るというのはやめていただいたほうがいいです。

子どもが家出しそうになったら?

家出

親は子どもと家族として一緒に生活しています。ただ、お願いして子どもに家にいてもらっているわけではありません。

そこで、もし子どもがかんしゃくを起こして家出しそうになったとしても、引き止める必要はありません。

子どもが「出て行く」と言うなら「勝手にしなさい」というような姿勢で良いと思います。ただ、出て行ったあとのフォローは大切です。

子どもを守るのが親の責任だからです。21時過ぎても帰ってこなかったら、近所の公園や友達の家に探しに行きましょう。

場合によっては、警察に連絡することも必要です。なお、お母様と子どもが揉めて子どもが家を飛び出しそうになったら、先にお父様が間に入ってあげると、ここまで悪化せずに済みます。

本日のまとめ

親子会話

何も言わずに見守ることが愛ではありません。言わなければいけないことをしっかり伝えるのも、立派な愛です。

親として間違ったことをしていないのなら、謝る必要はありません。それで反発してくるのなら放置すれば良いだけです。

また、親は子どもに家にいてもらっているわけではありません。子どもが「出て行く」と言うなら「勝手にしろ」という姿勢でOKです。

しかし、子どもを守るのが親の役目なので、夜遅くなっても帰ってこなければ探しに行くとか、携帯に連絡をするなどはしてください。

明日ですが、「高校の入学式の流れと友達作り方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!子供と喧嘩したとき親がすべきこと

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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