先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
現在、息子の通っている学校では5教科の問題集が配布され、それを毎日5、6ページ指定されたページをノートに書いて提出しております。
おそらく先生方は県立高校を視野に入れておられると思うのですが、うちの息子は県外の私立高校に行く予定でできれば少し応用の問題をさせたいと思います。
息子に先生に相談してみたらというのですが、先生のやり方に反対すると成績を下げられるといって相談しようとしません。親が口出ししてもよいものでしょうか。
子どもの勉強に、親がどこまで口出しして良いのかと悩むお父様お母様は、たくさんいます。
そこで本日は、このような相談が来たときに、私がいつもどのようなアドバイスをしているかを解説します。
親としてどこまで子どもの勉強に口出しして良いか分からないという場合、今回の記事が役立つと思います。参考にしてみてください。
子どもが嫌がるまで、口出しするのはNG
まず、子どもが嫌がるまで口出しするのは良くないです。あなたも子どもの頃、親に色々言われた経験があると思います。
親が子どもに色々言い続けると、愛情バロメータが下がります。また、子どもが嫌がっている状態で親が何か言っても、子どもは言うことを聞きません。
言い続けるだけ無駄になります。子どもが、親の口出しを嫌がっているなら、それ以上は言わないようにしましょう。
今回の相談者さんのように、子どもが「いや」と意思表示するのであれば「あ、そうなんだ」という程度に済ませておくほうが良いです。
お母さんはこう思うよと伝えるのはOK
では、親は何も言ったらダメなのかというと、そういうわけではありません。
例えば、「お母さんだったらこうやって先生に相談してみるかな」という感じで、子どもに伝えるのはOKです。
親が「自分だったらこうする」と伝えているだけなので、こういった伝え方をしたところで、愛情バロメータは下がりません。
強制するのではなく、自分ならこうするという伝え方をするほうが、子どもに嫌がられる可能性も低くなります。
最後どうするかは、子どもに決めさせる
ここまでの内容を実践したら、最後どうするかは子どもに決めさせるようにしましょう。伝えることを伝えたら、それをやるかどうかは本人が決めることだからです。
それでも子どもが今のやり方を続けるなら、それもその子が選んだ道です。応援してあげれば良いです。
1つ補足として、学校の宿題を削って応用問題をさせるのはおすすめしません。学校の宿題は基本の部分なので、基本が疎かになると応用問題ができなくなるからです。
宿題が多くて大変な状況ではありますが、まずは宿題をしっかり行って基礎力をつけ、週末などに応用の勉強を加えるのが良いと思います。
本日のまとめ
子どもの勉強にどこまで口出しして良いものか、と悩むお父様お母様は多いです。親があまり言い続けると、子どもは言うことを聞かなくなります。
その結果、愛情バロメータが下がるので、子どもが嫌がっている状態で言い続けるのはやめましょう。
伝えるときは「お母さん(お父さん)ならこう思うけどね」という感じで伝えるのが良いです。強制的ではないので、愛情バロメータが下がらないからです。
明日ですが、「反抗期がない子どもの心理と真の原因」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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