先日このような相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2の子どもの母です。道山先生の勉強会へ何度か参加しています。愛情バロメータを上げる大切さを理解し、実践しています。
今日は、子どもが全然勉強しないことで相談します。成績はほぼオール2。学校も月に2日ほど休んでいます。
高校へ進学したいというので、毎日勉強をするように声かけをしていますが、成績は上向きません。
また、自ら勉強することもありません。このままの状態で、受験は大丈夫なのかと心配になってきました。
「子どもが勉強しない」は、多くの親が抱く悩みだと思います。中1、中2、中3で、その対応方法が異なります。
そこで本日は、「中2の子どもが勉強しない悩み」について解説します。中2は、子どもの心も生活も一番荒れやすい時期です。
相談者の方は、愛情バロメータを上げる大切さを理解し、実践していると書いていますが、子どもは母親をどのように感じているでしょうか。
そこも含めて考えていけば、子どもは勉強するようになります。また、定期テストの点数もしっかり取れるようになるはずです。
目次
原因は、愛情バロメータが上がりきっていないこと
今回の相談を読むと「子どもが月に2日、学校を休む」と書いてあります。
風邪でもインフルエンザでもなく、定期的に月に2日休んでいる時点で、愛情バロメータが上がりきっていない状態だといえます。
ですから、相談者の方が今すべきことは、愛情バロメータを上げることです。バロメータが上がりきれば、子どもと親の間に信頼関係が生まれます。
そこが構築されているからこそ、子どもは勉強を頑張れるわけです。信頼関係が構築されていない段階では、いくら親が勉強を促しても無駄です。
子どもが学校を休まなくなるまで愛情バロメータを上げきる。これが、あなたがすべき第一ステップです。
愛情バロメータを上げるために今すぐにやめるべきこと
今回の相談の相談者の方が、愛情バロメータを上げるために行うことは何でしょうか?相談を読むと「毎日勉強をするように声かけをしています」とあります。
これは今すぐ止めることが大事です。子どもの立場になって考えた場合、母親から、毎日勉強の声かけをされたら、どのような気持ちになるでしょうか?
私が子どもの立場だったら、毎日イライラして、母親のことを嫌いになるかもしれません。そもそも、声かけをして勉強させること自体が間違いなのです。
このまま声かけを続ければ、愛情バロメータはどんどん下がり、もっと勉強をしなくなります。ここを変えるのが最初のステップになります。
動機付けをして見守ることから始める
勉強の声かけをやめ、愛情バロメータもマックスまで上げ、子どもの方は、学校を休まないような状況になったとします。
この状態まで来たら、次に行うのは「動機付け」です。動機付けの方法は「7日間で成績UP無料講座」を配信しているので、参考にしてみて下さい。
>>7日間で成績UP無料講座
ここが上手くいくと、子どもは勝手に勉強をするようになります。その後は、口を出さず見守るだけでOKです。
ただし、動機づけを行っても、子どもが勉強をしないこともあります。この場合、「宿題ができていればOK」と、親の方が気持ちを切り替えることが大事です。
中2は、1番荒れやすい時期です。勉強ばかり気にかけていると、中3になってからも荒れた状態が続いてしまいます。
そうなるくらいなら、宿題だけで割り切ったほうが、3年生になって行う受験対策が楽になります。
本日のまとめ
相談者は、子どもの成績が不振なことと、自ら勉強をする様子がないことが心配になり、毎日勉強の声かけをしています。
ところが、子どもにとって母親からの声かけは、逆に大きな負担となり、やる気がおきていません。
また、月に2日ほど学校を休んでいる様子から、一歩間違えると不登校になりかねない危ない状態にあります。
この場合、いますぐ勉強の声かけをやめ、愛情バロメータをあげることが大事です。
親子関係が良好になり、学校を休まなくてもいいような心持ちに子どもがなったなら、動機付けを行いましょう。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
【記事を読んでくれたあなたに、道山からお願いがあります】
最後まで記事を読んでくださったあなたに、一つだけお願いがあります!本日の記事が少しでも役立ったのであれば、以下のバナーをクリックしていただきたいです。
クリックするだけで、ブログランキングのポイントがたまります。その結果、たくさんの方に思春期の子育て理論を広めることができます。
あなたの清き一票で、子どもたちの明るい未来を創ることができます。ご協力よろしくお願いします。
この記事へのコメントはありません。