先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
いつも読ませて頂いております。「勉強しなさいと言わない方が子供は勉強する」、色々な所で同様のことが言われていますが、「一緒に勉強しよう」なら言っても勉強意欲を削ぐことにはならないでしょうか?
現在不登校中の息子に毎日1~2時間、つきっきりで学校の勉強を教えていますが、私から声をかけないと始まりません。
不登校の子どもに「一緒に勉強しよう」と声をかけても良いものか、そのためにはどのようなステップを踏むのが良いか、この辺りは悩むところだと思います。
そこで今回は「勉強の話をしても良いかの判断方法と子どもと一緒に勉強をするまでの流れ」を解説します。
現在お子さんが、勉強させたいけど一人ではなかなか勉強しない場合、今回の内容が解決への糸口になると思います。参考にしていただければ幸いです。
一緒に勉強しよう!は過干渉?
今回の相談者さんのように、子どもと一緒に勉強したいという場合、最初に考えるべきことは「子どもの気持ち」です。
たとえば、子どもがお父様お母様と一緒に勉強したいと思っているときに、勉強しようと声をかけられたら、素直に受け入れるでしょう。
一方、子どもがそういう気分ではないときに声をかけられると、うっとうしいと感じると思います。こうなると、声かけだけであっても過干渉です。
どういう言葉を使うかよりも「今子どもがどういう気持ちなのかが大事」なので、まずはそこをチェックするようにしましょう。
勉強のやる気を引き出す方法
では、どうしたら子どもが「勉強したい」と感じるのでしょうか?ポイントは、2つあります。
1つ目は夢を持たせることです。やりたいこと(夢)が見つかって、その通過点に高校があることが分かれば、志望校に合格するために勉強をしようと思います。
2つ目はご褒美と目標の設定です。全ての子が夢を持っているわけではありません。現状夢がない子の場合、ご褒美と目標の設定をしましょう。
これは、目先のご褒美のために勉強を頑張らせるやり方です。上手に目標設定ができれば、親が何も言わなくても子どもは勉強を始めます。
なお、ご褒美と目標の設定については、私が配信している「7日間で成績アップ無料講座」で詳しく解説しているので、こちらも参考にしていただけると幸いです。
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不登校解決を優先しよう
今回の相談者さんはお子さんが不登校とあります。基本的に、子どもが不登校の間は勉強の話をしないほうが良いです。
不登校の理由はいろいろありますが、95%くらいの子が心のエネルギー不足によって学校に行けない状態です。
その状態で勉強にエネルギーを使ってしまうと、学校に行くためのエネルギーが溜まらないので、不登校解決が遠のいてしまうからです。
まれに、「自分は家で勉強を頑張って高校受験をする」と割り切っている子もいます。そういった場合を除いては、不登校解決を優先するほうが良いでしょう。
本日のまとめ
「一緒に勉強しよう」と子どもに声をかけるときは、子どもの気持ちをまずはチェックしましょう。やる気がある状態なら良いですが、なければ過干渉になってしまいます。
子どもに勉強へのやる気を引き出してもらうには、夢を持たせるか、ご褒美と目標の設定をするのがおすすめです。
やりたいことに向けて、高校が通過点だと分かれば必然的に受験勉強をするでしょう。夢がまだ見つかっていない場合は、目先のご褒美で勉強へのやる気を引き出します。
不登校の子どもには基本的に勉強の話はしないほうが良いです。心のエネルギーが不足して学校に行けない可能性が高いので、まずは不登校解決を優先しましょう。
明日ですが、「携帯小説で1位を取った成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!中学生の子どもと一緒に勉強する方法
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