先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高校1年生の娘の母です。もう3ヶ月も家族と喋ろうとしません。こちらが学校の予定等を聞いても無視です。自分が伝えないと困る事だけ聞き取れない小さな声で単語のみで言ってきます。
聞き取れないので数回聞き返すのですが、だんだん不機嫌になります。道山先生のメール講座も聞きましたが、改善が見られません。弟がいるのですが、弟にも悪影響です。どうしたら良いでしょうか。
子どもに無視されるというのは、お父様お母様にとって本当につらいことだと思います。では、なぜ子どもは無視をするのでしょうか。本日は、原因と解決法について解説します。
今回の内容を理解していただければ、無視されることもなくなり、今よりもっと良好な親子関係を作っていくことができると思います。よかったら、参考にしていただければ幸いです。
目次
無視される2つの原因
子どもが親を無視する原因は、2つあります。
イライラ言葉を言っている
1つ目は、イライラ言葉を言っているケースです。常日頃から「勉強しなさい」「早くお風呂に入りなさい」など、命令ばかりしていませんか?子どもは親から命令ばかりされると、「親と話す=命令される、自分を否定される」と感じてしまいます。その結果、親と話をしたくなくなり、無視するようになるのです。
会話が楽しくない
2つ目は、会話が楽しくないケースです。たとえば、食卓を囲む場でお父様が自慢話ばかりしていたり、お母様が世の中の悪いニュースの話ばかりしていたらどうでしょう。子どもは、親との会話が楽しくないと感じるはずです。その結果、親と話をするよりスマホを見ていた方が楽しいと思い、無視するようになります。
このように、お父様お母様と話すことが子どもにとって楽しくないとか、話をするだけでイライラする場合、子どもは親のことを無視をするようになります。
対策1.干渉は最低限にする
無視されている状況を改善するために、まずは子どもへの干渉を最低限にすることから始めましょう。子どもに命令することは「干渉」です。
子どもの行動を強制しようとするものなので、干渉する言葉を投げれば投げるほど、子どもはお父様お母様との距離を取ろうとするでしょう。
そのため、干渉は最低限にすることが大事です。最低限というのは、法律に触れること、命に関わること、自分や他人を傷つけることの3つです。
たとえば、「勉強をしない」ことは、どれにもあてはまりません。このようなことは、一旦言わないようにしましょう。
対策2.毎朝笑顔で挨拶する
無視されている状態は、子どもがお父様お母様と話したくないと思っている状態です。この状態で無理に話そうとすると、子どもはさらに距離を取ろうとします。
そこで、コミュニケーションの基本である挨拶から始めるようにするのが良いです。朝は笑顔で「おはよう」、学校から帰ってきたら「おかえり」など、笑顔で挨拶しましょう。
子どもが無視しても構いません。笑顔で挨拶することを続けてください。子どもが嫌がることは言わず、笑顔で挨拶だけ続けていくと、親の印象が良くなってきます。
すると、子どもからちょっとした反応が出てくるようになるでしょう。何か反応が出てきたら、その反応を広げる形で、少しずつ会話をしていきましょう。
本日のまとめ
子どもが親を無視する原因は、イライラ言葉を言ってくることと、会話が楽しくないことです。
いつも命令ばかりされたり、楽しくない会話ばかりされると、親と話したくないと思うようになります。その結果、無視するようになります。
このような状態では、無理に話そうとせず、最低限のこと以外は子どもへの干渉を一旦すべてやめて、ひたすら笑顔で挨拶をするようにしましょう。
それを続けると、子どもにとってお父様お母様の印象が良くなっていきます。少しずつ子どもの反応にも変化が見られ、次第に無視は改善されていくでしょう。
明日ですが、「保存版!過干渉な親の子供の性格」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!子どもに無視される原因と対応法
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