先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中学2年生でバスケ部所属なのですが、勉強に集中したいらしく、部活をやめたいといってます。内申のこともあるので、どうしたらいいでしょうか?公立中学生です。
部活を辞めると、確かに部活をしている時よりは勉強時間を確保しやすくなります。では、実際に部活を辞めると成績は上がるのでしょうか?
今回は、部活を辞めることで成績が上がるのかどうかと、部活を辞めた場合に内申にどのような影響があるのかについて紹介します。
何も知らずに辞めてしまうと、後悔することが多いので注意しましょう。
結論!上がる子は少ないのが現実
結論からお伝えすると、部活を辞めても成績が上がる子は少ないです。理由は、3つあります。
1つ目は、定期的に運動している子の方が、記憶力などが上がりやすいからです。運動には、勉強の効率を上げる効果があります。
2つ目は、みんなが部活をしている中、一人で黙々と勉強するのは難しいからです。一緒に勉強をできるような子がいないと、どうしても集中力は切れやすくなります。
3つ目は、朝から晩までずっと勉強できるのは、勉強が好きな子だけだからです。結局、勉強がきらいだと、部活を辞めた時間がそのまま遊びの時間になります。
部活を辞めたら内申点は下がる?
では、部活を辞めると内申は下がるのでしょうか。正直、ほとんど関係ありません。
3年間部活を続けていると、推薦などで多少のプラスはあります。
ただ、3年間続けるプラスよりも、内申点が1高い方がプラスが大きいことが多いので、気にする必要はありません。
内申点のために部活を続けるのはやめましょう。
辞めたい理由を聞いて、最後は子どもに決めさせる
ご相談では、お子さんは部活を辞めたい理由を「勉強に専念したいから」と言っています。
ただ、実はそれ以外に部活を辞めたい理由があり、もっともらしい理由を付けているだけかもしれません。
まずは、なぜ部活を辞めたいのか、本心を聞きましょう。もし別の理由があるなら、解決するために行動するのが先です。
本当に勉強が理由なら、2~4週間程度様子を見ます。それでも気持ちが変わらないようなら、辞めるか転部すればOKです。
本日のまとめ
部活を辞めても、それほど成績は上がりません。内申への影響も少ないでしょう。
ただ、嫌な部活を続けるのも時間の無駄なので、時間を置いて子どもに考えさせて決めさせましょう。
明日ですが、「子どもの性格は親の言葉で9割決まる」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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