最近、ニュースでも教員不足が話題になっています。親として、子どもへの悪影響が心配ですよね。
そこで本日は、教師不足が起こる理由とどんな影響があるのか、そして親が行うべき対応方法について解説しましょう。
家庭できちんとした対応を行えば、教員不足による悪影響を減らすことができます。子どもの学びや成長につながり、日々の子育ての不安がなくなるはずです。
教員不足の真実と理由
文部科学省の調査(令和4年1月)によれば、小中高や特別支援学校を合わせて全国で2,558人の教員が不足しているそうです。また、高知県では2025年度の教員採用試験に合格した280人中、7割以上が辞退する状況も報告されています。では、なぜ教員不足が起こっているのでしょうか?
文科省の資料によると、「産休・育休取得者の増加」「特別支援学級の増加」「講師登録者の減少」という理由が挙げられています。
ただ上記は建前で、実際には教師という職業の人気が落ちているのが原因だと私は考えています。
教員不足が子どもに与える影響
では、教員不足によって、子どもにどんな影響があるのでしょうか。私は、主に3つの悪影響があると考えています。1つ目は「教師の質の低下」です。教員数が減少すれば、結果的に教師の質が下がるのは避けられないでしょう。
2つ目は「個別対応が難しくなる」ことです。今後は、授業に入れない生徒へのフォローや進路相談が不十分になる可能性があるでしょう。
3つ目は「問題行動の増加」です。生徒を見守る教員が減少すると、問題行動を行う生徒が増える可能性が高いでしょう。
では、これらの悪影響をどのように家庭で補えばいいのでしょうか。
家庭でできる3つの対策
1つ目は「学習のサポートを行う」ことです。学校の授業が不十分であっても、テストで高得点を取れるように親が教えたり、塾や家庭教師を活用したりしましょう。2つ目は「子どもとのコミュニケーションをとる」ことです。子どもが学校での悩みを相談できるよう、日頃から信頼関係を築いておきましょう。
3つ目は「先生に頼り過ぎない」ことです。志望校選びなどは親がサポートするなど、家庭でできることは家庭で行いましょう。
これからは、これまで以上に親の関わりが重要になります。日頃から良好な親子関係を作っておくことを、意識しましょう。
本日のまとめ
教員不足は全国で2,558人に達し、今後さらに悪化が予測されています。その影響で、教師の質の低下、個別対応の難しさ、問題行動が増加する可能性があります。家庭では、必要な学習サポートを行い、信頼関係をつくり、先生に頼り過ぎない姿勢が大切です。
明日ですが、「高校で留年するとどうなる?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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