お子さんって、暴言を吐いたり、夜遊びをしたりしていませんか?こうした状況というのは、「非行を始める初期状態」ともいえるでしょう。
このままの状態が続くと、将来犯罪者になるリスクが高まります。そこで今回は、子どもの犯罪を防ぐためにやるべき子育て法をお伝えしましょう。
少し対応方法を変えるだけで、99%の非行を防ぐことができます。将来への不安が減り、家族の笑顔が増えるはずです。
目次
犯罪を100%防ぐことはできない
大前提として、子どもの犯罪は100%防ぐことはできません。なぜなら、犯罪と知らずにしてしまったり、事故で加害者になったりすることもあるからです。
また、悪気がなくても、非行少年と一緒にいることで捕まるリスクもあるでしょう。でも、大丈夫です。
子どもが非行に走る流れの逆のことをすれば、99%防ぐことができます。では、子どもが非行に走る流れとは何でしょうか。
実際に非行少年となってしまった子どもの親が反省していることを確認してみましょう。
非行少年の保護者が反省していること
犯罪心理学の専門家である出口保行先生の著書によると、「非行少年の保護者が反省していること」の上位3つは、
「子どもに口うるさかった」「夫婦の方針の不一致」「子どもの好きなようにさせていた」です。
子どもに口うるさかった
「勉強しなさい」「早くお風呂に入りなさい」などを必要以上に言いすぎたことが、子どもの犯罪につながったということです。なぜなら、過干渉な子育てをすると家庭の居心地が悪くなります。すると外に逃げ出したくなり、深夜外出し、悪い仲間と交流してしまうのです。
夫婦の方針の不一致
たとえば、父親は「遊べ」、母親は「勉強しなさい」と異なる方針を伝えていたら、子どもは混乱します。その結果、家庭内での居心地が悪くなって、外に行きたくなるのです。
子どもの好きなようにさせていた
子どもが悪いことをしても何も叱らない状態では、善悪の判断がつけられなくなります。「みんながやっているから大丈夫」と万引きなどの犯罪行為も、軽くやってしまうようになるでしょう。
子どもの犯罪を防ぐ子育て法
これらを踏まえ、子どもが犯罪をしないようにするために、親がすべきことをお伝えます。
1つ目は、過干渉の子育てをやめて、家庭の居心地を良くすることが重要です。口出しするのは、最低限のことだけにしましょう。
2つ目は、夫婦で子どもへの向き合い方を話し合うことです。意見がズレないようにしましょう。
3つ目は、迷傷法(人に迷惑をかけること、人を傷つけること、法律やルールに違反すること)は、厳しく叱ることです。
これらをきちんと行っていれば、お子さんが犯罪をすることはほぼ、防ぐことができます。
本日のまとめ
子どもが犯罪者にならないためには、「過干渉になりすぎないこと」「夫婦の方針を一致させること」「悪いことをしたときは厳しく叱ること」が大切です。
口出しするのは、迷傷法に関わる最低限のことだけにし、家庭を居心地の良い場所にしていきましょう。
明後日ですが、「成績が上がらない中学生の共通点」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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