私立中高一貫校と公立中の違いって、ざっくりとした違いはわかっているものの、細かいところまで理解するのって難しいと思います。
そこで今回は、YouTubeの対談企画で、教員歴14年で私立中高一貫校や公立中ともに教員のご経験のある今野先生に、「先生」「生徒」「勉強の仕方」の視点から、私立と公立の違いをお伺いしました。
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そこで教わったことや、私の経験談を踏まえて公立中学と私立中学の違いや、それぞれのメリット等をまとめました。
もしこれからお子さんの中学受験を考えている場合、どの学校を選べばいいか適切な判断ができるようになるはずです。
私立中学と公立中学の違い
私立中学は、いわゆる企業です。「ビジネス」でやっているため、有名私立校やハイレベル校への進学実績を念頭に置いているところが多くあります。
そのため、教科指導や受験指導に関しては手厚く、指導力のある先生も多いでしょう。一方、公立は、私立ほどの手厚い指導はあまり望めません。
どちらかというと生徒指導に重点を置いており、悪いことをした生徒への対応などに力を入れています。
また私立は、同じ目的や価値観を持つ人が集まる傾向があるため、空気感やカラーが似ている生徒が多いといえます。
一方、公立は、生徒の空気感や家庭環境、経済状況などもバラバラです。そのため、さまざまな友達ができるとも言えます。
「勉強の仕方」の違い
私立と公立では「勉強の仕方」も異なります。私立では、中3までの内容が中2で終わるようなカリキュラムの学校も少なくありません。
中高一貫校だと、高2までに高校で学ぶ内容を終えていることがほとんどです。そのため、受験勉強を有利に進められるでしょう。
また私立では、夏期冬季講習や部活後の補習などに力を入れている学校が多くあります。
塾に入らなくても、朝から晩まで勉強を見てもらうこともできる点では、学習面において充実しているといえるでしょう。
わが子を私立or公立どっちに入れる?
わが子を、私立や公立どちらに入れるか考える際は、「経済面」はもちろんのこと「時間面」や「教育方針」なども考えましょう。
私立に入ると、通学時間が地元の公立中よりも増えることがほとんどです。
帰宅が遅くなるため、家族一緒に夕飯の時間がとれなくなったり、子どもの体力によっては疲労やストレスがたまったりすることもあるでしょう。
一方で、ここまでに伝えてメリットもあります。これらを見比べながら、お子さんと一緒に考えていくことが大切です。
本日のまとめ
お子さんが小学生の場合、公立中学にするか私立中学にするか、悩まれる方もいらっしゃると思います。その場合、メリットとデメリットを考えて、お子さんに合う学校を選びましょう。
私立中学を検討する際は、学校見学会だけでなく、直接学校に「学校を見たいんですけど」と言ってゲリラ訪問するのもおすすめです。
授業や休み時間などの日常の様子を見ることで、本当に子どもに合っているのかどうかを判断しやすくなります。
明後日ですが、「罰を与える叱り方はアリ?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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