先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2息子は野球が好きで、硬式野球のボーイズに所属しています。成績が下がったため父親が罰則を作り、期末テストで5教科400点を取らないと野球に行かせないと言います。
大好きな野球に行けないとなると、子供が精神的に参ってしまわないか心配です。父親の罰則に従うべきなのでしょうか。
罰則は、話合いをし納得したうえでの罰ではなく、強引に決められた感じです。
テストの成績が下がったら、親としても辛いですよね。そのため、テストの結果に対して罰を与えるという方法をされる方もいるでしょう。
ただこの方法は、子どもにとって悪影響となることが多いです。ひどい場合は子どもが荒れて、いずれ暴言や暴力につながる可能性もあるでしょう。
そこで今回はこの理由と、正しい動機付けの方法を解説しました。勉強のやる気に火をつけ、スポーツと勉強の両立を行うこともできるようになるはずです。
結論!親の一方的な罰則は絶対にNG
親の一方的な罰則は、今すぐやめましょう。子どもが納得していないのに罰則を作ることは、力づくでルールを決めている状態だからです。
これを続けてしまうと、いずれ子どもも、自分の思い通りにならないときには力づくで解決しようとします。
最悪の場合、子どもが親に対して暴力を振るったり暴言を吐いたりする可能性もあるでしょう。絶対にやめてください。
そもそもテストに罰則をつけるのはあり?
では、テストに罰則を設けること自体がダメなのでしょうか?この方法に子どもが納得しているなら、問題はありません。
しかし、私はそもそも罰則という方法をおすすめはしません。なぜなら、「野球が将来の夢に繋がる重要な活動だから」です。
もしかしたらお子さんは将来、野球に関連した職業に就く可能性もあります。さらに、野球はストレス発散にもなっているため、辞めさせないほうがいいでしょう。
ここから親がすべき改善法
では、今後どうすればいいのでしょうか。今から親が取るべき改善策は、3STEPあります。
まずは、無理やり罰を決めたことに対して、子どもに謝罪しましょう。
次に、テストの結果が悪かった場合に野球を辞めさせるルールを無くすことが大切です。
最後に、テストの点数を上げたいのであれば、罰ではなくごほうびを用意する作戦に変更しましょう。たとえば、
- テストで良い成績を取ったら新しいグローブを買ってあげる
- 〇〇点以上取ったら野球観戦に連れて行く
本日のまとめ
親の一方的な罰則は、子どもに悪影響を与えるため、基本的にはやめましょう。それよりも、ごほうびを使って動機づけをする方が効果的です。
これにより、子どものやる気も上がり、良い親子関係をキープすることができるでしょう。
明日ですが、「中学生の発達障害3つの特徴」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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