お子さんって、中学受験をする予定はありますか?すでに塾に入れて頑張っている方、迷っている方、全く考えていない方など様々でしょう。
実は、中学受験で成功する子と失敗する子には、決定的な違いがあります。これを知らずに中学受験をさせることは、非常に危険でしょう。
一方、きちんと理解した上で進学できれば、充実した学校生活を送ることができます。学校でも社会でも活躍できる子になり、親としても将来が安心できるはずです。
10年の経験とアンケート結果からわかったこと
私は以前、メルマガ読者さんに対して、「子育てで後悔したこととやってよかったこと」のアンケートをとりました。
その結果「中学受験をやってよかった」と思う方もいれば、「やらなければよかった」と後悔している方もいたのです。
ここには、たった一つの違いがありました。それは、「子どもが中学受験をやりたいと思っていたかどうか」です。
子どもがやりたくないのに無理にやらせてしまい、進学後に親に恨みを持って親子関係が悪化。合格しても不登校になってしまったというケースが本当に多いことがわかりました。
そのため、中学受験をさせる場合は、「子ども本人の意志」を第一に考えることを意識しておきましょう。
中学受験させたいときにすること
とはいえ、小学生の時点で中学受験をしたいかどうかを、本人が判断するのって難しいです。そのため、次の3ステップを行っていきましょう。
ステップ1は「情報提供」です。私立中学と公立中学の違い、それぞれのメリットデメリットを伝えましょう。実際に見学に行くのもおすすめです。
ステップ2は「塾の体験」です。中学受験では、入塾するケースが一般的です。体験をして、やっていけそうかどうかを判断するといいでしょう。
ステップ3は「常に意思確認」です。入塾したとしても、その後に心が折れることってあります。そのため、子どもの意志を定期的に確認しましょう。
気持ちが続かないなら、一旦休み、受験を再開するかやめるかを話し合うことも大切です。
中学受験をするメリットとデメリット
最後に、中学受験をするメリットとデメリットをお伝えします。
主なメリットは、「東大と医学部の進学率が高い」「周りの子が勉強を頑張るため、自分も頑張らないといけないと思える」「公立中学とは違うことを学べる」です。
一方デメリットは、「自宅から遠くて通うのが大変な方が多い」「費用が高い」「勉強をすることを前提のため、勉強が嫌いな子にはキツイ」です。
これらを説明した上で、本人がやりたいと思うか、子どもに合うかどうかを考えましょう。この条件にクリアできる子は、中学受験が合っているといえます。
本日のまとめ
中学受験が成功となるのは、「子ども本人が中学受験をやりたいと思っている場合」です。
親が一方的に決めるのではなく、私立中学のメリットやデメリットを説明したり、塾の体験をさせたりして、本人に判断させましょう。
中学受験は、絶対にやらなければならないものではありません。本人が一度やると決めても、気持ちが続かなくなったら、再開するかやめるかを話し合うことも大切です。
明日ですが、「家で勉強しない子どもの対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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