先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高1の娘はスマホ依存です。最近部活も休みがちになり、不登校にならないかと焦ってます。
親子関係をよくしたいのですが、スマホの約束は守らないし、物言いも腹が立つし、つい言い合いになってしまいます。
父親は、けなしたりバカにしたりすることが多く、娘もイライラしています。私が娘をしつけられないこともいつも責めてきます。
父親は話が通じないので、怒鳴り出したらひたすら鎮まるのを待ってます。そんな中どうしたら愛情バロメータを上げることができるでしょうか。
お子さんがスマホ依存になり、言い争いばかりで悩んでいませんか。でも安心してください。正しい対応をすれば、関係は改善します。
そこで今回は、「スマホ依存の子どもとの関係修復法」をお伝えしましょう。
正しい手順で進めれば、早ければ1ヶ月で状況は改善します。親子関係もよくなり、家庭に笑顔が戻ってくるはずです。
ルールを守らず、言い争いになる理由
なぜ子どもはルールを守らず、言い争いになってしまうのでしょうか。今回のケースの場合、理由は主に2つあります。
1つ目は、お父さんの対応です。子どもをけなしたりバカにしたりすると、子どもは自分を守るために強い口調になります。
また、関係の悪い人との約束は守りません。そのため、スマホのルールを決めても意味がなくなってしまうでしょう。
2つ目は、お母さんの対応です。もし子どもが強い言い方をしているのに何も言わないと、そういう態度でもいいと思ってしまいます。
その結果、親に対する態度も悪くなっていくのです。では、どうすればいいのか。
お母さんとの関係作りからスタート
まずは、お母さんがお子さんの関係をしっかり作りましょう。そのために、子どもの正常な要求をできるだけ聞きましょう。
たとえば好きな料理を作ったり、話を聞いたりすることです。すると、子どもは親の愛情を感じるので、関係が良くなります。
また、お父さんの言い方がひどいときは、子どもを守ることも必要です。
お子さんとの関係がよくなってきたら、ダメなことはダメときちんと伝えていきましょう。
お父さんに変わってもらう方法
お父さんの対応も良くないと前述しました。では、どうしたら対応を変えてもらえるのか。
第三者から話をしてもらうことが、効果的です。そこで、夫婦で公認心理師などの専門家に相談してみましょう。
国家資格を持つ専門家から話してもらうと、納得しやすくなるからです。
それが難しい場合は、お母さんが間に入って子どもを守るしかありません。あまりに悪影響が大きい場合は、別の場所に住むことも考える必要があります。
本日のまとめ
今回のケースでは、スマホ依存の背景にお父さんの人格否定が関係しています。まずは、お母さんが愛情バロメータを上げることから始めましょう。
お父さんには、第三者から話してもらうのが効果的です。それが難しい場合は、お母さんが子どもを守る役割を果たすことが大切です。
今回の方法を試していただければ、必ず親子関係は改善されます。家族みんなが笑顔で過ごせる日が来るでしょう。
明後日ですが、「発達障害児の勉強サポート法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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