不登校自体は必ずしも悪いことではありません。ただ、生活リズムが崩れて昼夜逆転の状態になると、子どもの健康に悪影響が出るので注意が必要です。
今回は、不登校で昼夜逆転の状態を改善し、学校に行けるようになり、テストでも目標点数を取ることができた田中さんについて紹介しましょう。
同じようにサポートすれば、お子さんが昼夜逆転生活でも改善し、学校に行けるようになります。子育ての負担も激減するはずです。
不登校と昼夜逆転が改善した田中さん
田中さんのお子さんは、8月ごろから不登校で、昼夜逆転の状態になっていました。
ひどい時は、スマホの使用時間を巡って取っ組み合いの喧嘩になり、お母さんはボロボロの状態だったそうです。
そんな時に、私がオンラインで行っている、思春期の子育てプログラムに参加して下さいました。
すると、約3ヶ月後の11月から登校ができるようになり、2月からは部活もできるようになって、3月の定期テストでは目標点数を達成することができたそうです。
親が行った2つのサポート
なぜ、田中さんは、子どもの状況を改善することができたのでしょうか。主に2つのサポートを行ったことが、改善につながっています。
1つは、全寮制フリースクールを活用したことです。お子さんは、私が勧めしたフリースクールに2ヶ月通われました。
もう1つは、家の居心地を良くしたことです。フリースクールから帰ってきた後は、好きな料理を作ったり、スプラトゥーンを一緒にやったそうです。
また、家では勉強の話をしないようにしました。このように家庭で子どもにかかるストレスを減らすことを意識されました。
全寮制フリースクールを活用すべき時
田中さんは、全寮制のフリースクールを活用したことで、短期間で不登校が解決しました。では、どういった状況の場合、これらを活用すべきでしょうか。主に、次の2つのような時です。
1つ目は、親が精神的にまいってしまった時です。こうなると、愛情バロメータを上げるだけの精神的な余裕がなくなってしまいます。
この場合は、一旦子どもと距離をとった方が改善が早くなります。
2つ目は、家族の誰かが怪我をするリスクがある時です。田中さんの場合、取っ組み合いの喧嘩をされていました。こうなると、いつか大きな事故が起きる可能性があります。
こう言った場合は、怪我をして後悔する前に、距離を取る方がいいです。
逆に言うと、上記の2つのケースでない場合、全寮制フリースクールを活用しなくても、不登校は解決できます。
本日のまとめ
ただ、全寮制フリースクールにいれるだけでは、不登校は解決しません。自宅に帰宅後に再発します。
そうならないためには、子どもが自宅に帰ってきた後で、子どもにとって過ごしやすい環境を作ることが大切です。
そこで現在は私は、思春期の子育て無料講座を配信しています。この講座では、お子さんにとって居心地の良い家庭の作り方や、子どもが喜ぶ声かけ方などを無料で解説しています。
よかったらこちらも参考にしてみてください。
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明日ですが、「進路選びで大切なことTOP3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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