中学生の進路の決め方

進路相談

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中3受験生の娘です。現在の偏差値は48ぐらいで、偏差値50ぐらいの高校を目指そうと頑張っています。ただし、そのレベルで魅力的な公立高校が、見つかりません。

将来の夢は幼稚園教諭なので、推薦で大学進学できたらと思います。学校の先生は助成金があるのでと私立を勧めてくるのですが、公立の授業料等と比べると高いので経済的にも納得できません。

どういう進路の決め方をすれば良い方向に進めますか?

進路は、子どもの人生を大きく左右します。ここを間違えてしまうと、たとえ頑張って合格したとしてもつまらない高校生活となるでしょう。

そこで本日は、間違いがない進路選択の手順をお伝えします。このポイントさえ理解できていれば、少ない努力でも夢を叶えられます。

お子さんの未来は、確実に明るくなるはずです。

まずはどの幼稚園に行きたいかチェック

チェック

「幼稚園教諭」を目指す場合、大きくわけて2つのパターンがあります。「私立幼稚園」か「公立幼稚園(市立)」です。

私立を希望する場合、就職の倍率はそれほど高くはありません。専門学校からでも就職できる都道府県が多いでしょう。

そのため、あえて4年制大学進学を目指す必要はないといえます。一方、公立を希望する場合、枠が狭く倍率が高い都道府県が多いです。

そのため、4年制大卒が有利となるでしょう。※都道府県によって例外はありますので、ご了承ください。

偏差値か距離か公立かどれを優先?

考える

今回の相談者さんの志望校は、「偏差値50、家から通える、公立高校」が条件でした。

希望の条件を満たす学校というのは、地方に行けば行くほど少なくなります。条件に合う学校が見つからないということも、あるでしょう。

魅力的な学校がないのであれば、条件の中で優先順位を決めて、低いものは妥協しなければなりません。たとえば、
  • 偏差値と公立が譲れないなら、引っ越しを視野に入れて全国から探してみる
  • 家から通える距離という条件が譲れないなら、偏差値の幅を広げてみる
などです。何を優先するかを子どもと話し合って、志望校を見つけていきましょう。

経済的な条件だけは親の主張OK

教育費

進路選択をするとき、基本的には子どもの意志を尊重しなければなりません。子ども自身の人生だからです。

ただし、金銭面は親が支払うことになるので、どうしても公立を譲れない場合は意見を伝えてもいいでしょう。

「うちは余裕がないから公立に行ってほしい。ただ、あなたがどうしても私立に行きたいなら、お母さんは夜まで働くよ。

その代わり、ご飯とかが作れなくなっちゃうかもしれないからそこは許してね」という感じです。

親子関係が良好であれば、子どもは理解してくれる(あえて私立は選ばない)でしょう。

本日のまとめ

紙飛行機

条件に合う学校が見つからない場合、条件の中で優先順位を決めて、低いものは妥協する必要があります。

子どもとともに譲れない条件と妥協してもいい条件を話し合って、行きたいと思える学校を見つけていきましょう。

明日ですが、「中学までに身につけさせたい習慣3選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!中学生の進路の決め方

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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