先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中3の母です。中1から不登校になり、行けたり、行けなかったりをしながら学校の授業も殆ど受けられませんでした。
高校には行きたいと言い、夏休みから個別指導塾にいけるようになりました。
2学期になり学校にも行けるようになりましたが、ゲーム、スマホは手放せずに、平日は塾がない日は5~6時間、塾がある日は3時間、土日は終日使い続けています。どうすればいいでしょうか?
この相談者の方は、スマホゲーム依存症をどう治していけばいいのかを悩んでいます。しかし私は、過去の問題が改善されている良いケースだと感じました。
そこで本日は、子どもがスマホ依存かどうかのチェック方法を解説します。今お子さんがスマホを手放せない場合、どう対応するかわかるはずです。
その結果、高校受験も合格に近づくと思います。
子どもの1日のスマホの平均使用時間
子どもの1日のスマホの平均使用時間って、ご存知でしょうか?あるデータによると、中学生男子は1日2.9時間、女子は2.6時間だそうです。
地域や学年で多少の差はありますが、平均3時間です。つまり、「塾がある日はスマホ3時間」というのは平均的な時間であり、気にするレベルではないでしょう。
一方、「塾がない日の勉強時間が0」という点は改善すべき問題だと感じました。塾がある日は勉強できているのに、塾がないとスマホに逃げてしまっているからです。
そこで、今回の相談者さんの場合、塾がない日にどう勉強させるかを考えることが大切です。
家で勉強できない3つの理由
では、家で勉強ができていない理由は何でしょうか?主に3つあります。
1つ目は、やる気が出ていないからです。辛い受験勉強を乗り越えるためには、「絶対にこの高校に行きたい」という強い思いが必要です。
2つ目は、家での勉強環境が整っていないからです。家ではスマホやゲームなどの誘惑があり、リラックスモードになってしまいます。
3つ目は、疲れが取れていないからです。過去に不登校だった子は、心に疲れがたまりやすいタイプといえるでしょう。
疲れや悩みがあると、勉強へエネルギーが出てきません。この3つのどこに原因があるのかを、チェックするようにしましょう。
高校受験の合格率を上げる3ステップ
受験合格のために、何をすればいいのでしょうか?ここでは、3ステップ方式でお伝えしていきます。
はじめに、愛情バロメータを上げましょう。不登校の子は、エネルギーが減りやすいです。また疲れやすいので、お子さんの話を聞いてストレスを解消してあげましょう。
次に、やる気を引き出しましょう。志望校を明確にしたり、ごほうび作戦を行ったりすれば、目標を達成するために自然と勉強に向かうことができるはずです。
最後に、学習環境の向上です。勉強しやすい家づくりや、塾の回数を増やすなど、学習環境を整えてあげましょう。勉強は塾でして家では休む、と割り切るのも一つの方法です。
本日のまとめ
平日3時間以上スマホを触っていなければ、スマホ依存とは言えないでしょう。そこで、勉強のやる気を引き出すところに目を向けることが大切です。
愛情バロメータを上げること、やる気を引き出すこと、学習環境を向上させること、この3つの方法を行いましょう。
明後日ですが、「子育てが辛い時の相談先TOP3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!これって、スマホゲーム依存症?
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