子どもの勉強に対するやる気は、親の声掛け次第で変わってきます。これは私がこれまでに1万人以上の子どもの勉強をサポートしてきた経験から確実に言えることです。
また、ある実験からも明らかになっています。そこで本日は、どういった声掛けをすれば子どものやる気が出るのかを、ある実験結果をもとに解説します。
お子さんが、勉強に対してやる気を出していない場合、この実験結果を参考にお子さんに声掛けをすれば、すぐにやる気が出てくると思いますよ!
ペンシルバニア州立大学の実験
アメリカのペンシルバニア州立大学で、面白い実験が行われました。未就学児の子ども達をAグループとBグループに分けて、スープを飲ませるという実験です。
Aグループの子には何も言わず飲ませて、Bグループの子には1分に4回「早く飲みなさい」と声をかけ続けました。どちらのグループの方が、早くスープを飲むかを調べる実験です。
その結果、Aグループの方が早く飲み終えました。大人が「早く飲みなさい」と言えば言うほど、子どもの行動は遅くなったという結果が出たのです。
また、行動が遅くなるだけでなく、親に対する文句を言う頻度も多くなったそうです。この結果からわかることは、親が命令するほど子どもはやりたくなくなるということです。
子どもは言われるとやりたくなくなる生き物
子どもは親がやらせようとすると、どんどんやらなくなる生き物です。これは、今まで私がサポートしてきたお子さんの状況からも、100%断言できることです。
多くの方は子どもに勉強させるときに「勉強しなさい」と言ってしまいます。これが子どものやる気をなくす1番の原因です。
そこで私は、「子どもが勉強しないんです」と相談された場合、最初に「勉強しなさいという言葉を減らすようにして下さい」とアドバイスしています。
その結果、きちんとやめられた方の子どもは、いずれ勉強するようになります。もちろん、勉強を頑張り始めるまでの期間は、子どもによって違います。
「勉強しなさい」という言葉や「早くお風呂に入りなさい」という命令形の言葉は極力使わない、最低限に抑えることが思春期の子育てでは大事です。
自然に勉強したくなる気持ちにしよう
「勉強しなさい」という言葉を使わずに子どもに勉強させる方法は、自ら勉強したいという気持ちにしていくことです。
例えば、どうしても進みたい進路が見つかった場合、子どもは何も言わなくても自ら進路に向かって勉強しようという気持ちになります。
進路がまだ見えない場合は、「次のテストで●点取れたら、ご褒美がもらえる」という形にすると、やる気が出る子もいます。
子どもを自ら勉強したいと思わせる方法は色々ありますが、自分なりに考えてみて、色々試してみることで、親が何も言わなくても子どもは勉強するようになります。
本日のまとめ
親が、子どもに命令をすればするほど子どもはやらなくなります。これをやめることが子どもに勉強させる最初のステップになります。
「勉強をしなさい」と、普段から子どもに言っている場合、今日からその言葉を使わないように意識してみましょう。
なお、子どもが自ら勉強したいと思うための動機付けステップについては、こちらの講座で詳しく解説しています。
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明日ですが、「引越しの際、子どもに注意すること」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!勉強しなさいというと子どもは勉強しなくなる?
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