先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
子供が親に対して偉そうな物言いをします。いくら言っても治らないので、親子の関係がいつもぎくしゃくしています。
この様な態度は、どのように変えていけばよろしいでしょうか?
大人よりも子どもの方が立場が上のようになってしまい、言いたい放題の状態になってしまうと、親として辛いですよね。
そこで今回は、こうなってしまう根本的な原因と心理、親としてどのように解決すべきかをお伝えしましょう。
お伝えするパターンに当てはめて対応すれば、必ず改善できます。親子関係もさらに良好になって、子育てのストレスも減るはずです。
考えられる3つの原因
親子で立場が逆転しまう場合、考えられる原因は主に3つあります。1つ目は「小さいころに高圧的な指導をした」場合です。
幼少期に子どもの意志を尊重せず、上から押し付ける教育をしてきた場合、子どもが思春期になって力がついてからの反発が大きくなります。
2つ目は「ダメなことをダメと言っていない」場合です。親が何も注意しないと、行動はますますエスカレートします。
3つ目は「父親が母親よりも立場が極端に上」な場合です。
父親が母親に対して見下すような態度をとっている家庭では、子どもも同じように母親に高圧的になります。
愛情バロメータを上げ、ダメな事はダメと言う
過去に高圧的な指導をしてきた場合、まずは子どもに対する愛情をしっかりと示すことが重要です。子どもの求めていることを、できる限りやってあげましょう。
ただし、何でも言うことを聞いてしまうと、子どもがさらに図に乗ってしまいます。ダメなことはダメと、毅然に伝えることが重要です。
ここで折れてしまうと、子どもの態度は改善しません。どうしても親から伝えることが難しい場合は、外部のサポートを利用しましょう。
他の人から伝えてもらっても、効果はあります。
家庭内での父母の立場を見直そう
父親が絶対的な立場を持ち、母親がそれに従うだけの家庭の場合、構図を変える必要があります。
母親の意見も尊重し、子どもが母親に対してひどい言い方をする場合は、父親がしっかりと叱ることが大切です。
ただし、父親の愛情バロメータが低い場合は、子どもは父親の言うことも聞きません。
父親と子どもの関係も改善できるよう、愛情バロメータを上げていきましょう。
本日のまとめ
親子の立場が逆転する原因は、過去の高圧的な指導、ダメなことをダメと言わない、父親が母親よりも極端に立場が上であることが挙げられます。
これらを改善するには、子どもに愛情を示し、ダメなことは毅然と伝えることが重要です。また、家庭内で父母の立場を見直し、母親の意見を尊重しましょう。
こうした根本的な原因が改善できれば、子どもの高圧的な態度もなくなっていくはずです。
明日ですが、「ゲームばかりで勉強しない中学生への対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
この記事へのコメントはありません。