先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2の長女。弟妹と年が離れていて精神年齢が低めです。中1の三学期から相談室登校ですが、部活は活躍出来るので張り切ってます。
しかし勉強のモチベーションが低いためオール1になり、高校進学も絶望的です。本人は部活は続けたいとのことです。
親は今から何が出来ますか。提出物も出そうとしません。相談室もつまらないと言ってます。
お子さんが不登校の場合、少しでも改善したいと思うのが親だと思います。さらに、勉強のことも心配ですよね。
このとき、子どもがどういう状況なのかを理解し、その上で正しい接し方をしていけば心配いりません。
お子さんが学校に行けていない場合、参考にしていただければ幸いです。
大前提!高校進学は十分可能
相談の中に「高校進学も絶望的」とありましたが、そんなことはありません。進学は十分可能でしょう。
なぜなら、まだ2年生だからです。今親子関係が悪くても、どんなに成績が悪くても、まだまだ挽回できます。
また、たとえ成績が上がらなかったとしても、オール1で進学できる高校はたくさんあります。
さらに、部活に通えていることは、不登校解決に近づいているということです。高校進学を諦める必要はありません。
そのため「このままだと高校行けないよ」というような声かけはやめましょう。
成績は考えず再登校のサポート優先
今、親ができることは、不登校解決を優先させることです。つまり、成績や提出物については、何も言わないようにしましょう。
勉強のことを言ってしまうと、不登校解決は遠ざかるからです。
相談室と部活に行くだけでも、子どもは頑張っています。そのことを認めて、ほめてあげましょう。
また相談室に行けて教室に戻れないということは、何か理由があるはずです。
友達関係にトラブルがあるなら、先生に間に入ってもらうことで解決につながるでしょう。
問題がなければ友達に協力を依頼
教室に戻れないハッキリした理由がない場合には、引き続き愛情バロメータを上げていきましょう。
さらに学校の先生を通して、部活の友達に「一緒に教室に行かない?」と声をかけてもらうのもおすすめです。
仲のいい子と一緒の方が、勇気が出るからです。部活に楽しく行けているのであれば、友達に協力してもらうのもいいでしょう。
本日のまとめ
不登校であっても、高校進学は可能です。成績が心配だからといって、無理に勉強をさせたり学校に行かせるのはやめましょう。
学校に行けないことに目を向けるのではなく、相談室登校ができていること、部活に通えていることなどに目を向けて、ほめてあげることが大切です。
明日ですが、「高校受験対策勉強会2022を行いました」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!学校に行けない子どもの対応法
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