先日こんな相談を頂きました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中三男子ですが全くヤル気にならずダラダラ生活で私立併願推薦合格したら尚です。公立受験レベルを下げるか悩んでます。
来週三者面談ですがほとんど会話のない毎日です。この子どうなるかと思いますが、彼の為にも何でも何とかなってきたので公立に失敗する経験も必要かと思いますが、本音は失敗させたくありません。
これから一カ月私は何をしたらいいのでしょうか?
推薦の合格がほぼ決まり、ダラダラしている子にたいして、親はどうしたら良いのか?またあえて受験を失敗させるという方針はありなのか?という2つの相談です。私なりのアドバイスをまとめます。
推薦に合格したらダラダラするのは普通
最初にお伝えしておくと、私が今までにたくさんの中学生を見てきて100%断言できることがあります。
それは、推薦に合格した子は勉強しなくなる!です。これはオール5の子もオール1の子も同じです。それが嫌なら、そもそも推薦なんて受けさせない方が良いです。
今回の相談者の子が、推薦に合格してダラダラするのは、想定の範囲内ということです。まずはここを受け入れるのが、親としてやるべきことになります。
受験をあえて失敗させるのはあり?
次にあえて受験で失敗することを経験させるのはありか?ということですがこれはありです。高校受験対策プログラムに参加していただいている方には、私が個人的にメールで受験をサポートしています。
今年も数えきれないほど、サポートしているのですが、お子さんの状況的に、わざと不合格の道を選ばせている方がたくさんいます。
なぜそうさせるのかというと、人生のゴールは高校受験ではないからです。あえてここで失敗経験をさせることで、大学受験への気持ちが変わります。お子さんが今までの人生を
- 特に努力せず進めてきた
- 他人の力ばかりでやってきた
相談者のお母さんがすべきこと
上記の2つを考えると今回の相談者のお母様がやるべきことが見えてきます。志望校ですが、これは子どもの意思で決めます。
無理に合格しやすいところに下げる必要はありません。その後は見守ります。そして不合格になったら、「大学受験では同じことが起きないように頑張ろう」と励ませばいいです。
愛情バロメータが高ければ、子どもは納得します。低ければ子どもは親を恨みます。
本日のまとめ
親として子どもに失敗させたくないと考えてしまうのは仕方がないです。しかしその気持ちこそ、
- 子どもの成長を妨げる
- 愛情バロメータを下げる
※また詳しい受験勉強の方法はこちらの記事に詳しくまとめていますので、受験勉強の方法が知りたい方は参考にしてみてください。
>>高校入試の勉強方法について
明日ですが、「最低限すべきお金の教育」というお話をします。今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
道山ケイ
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前略
相談を載せて頂きありがとうございました。
もんもんとした日々を過ごしてきましたが、三者面談の時に本人から志望校を変えないという事を言ってくれました。それからは遅まきながら勉強しています。私もやるだけやってダメだったら…と、心配はしていますが、先生からの失敗した場合の話し方まで記載して頂き、また私の考えが先生た同じだったの事に安心しました。今日は、入試成就の御祈祷をあげて頂きました。親はそんな事しか出来ませんね。もちろん、最大限に応援しています。あと1ケ月、親子で緊張感を持ちながら頑張ります。また、最近の記事では、将来のことを記載していてとてもためになります。毎日、ありがとうございます。先生にご縁があった事に感謝です。
まだまだ寒い日々が続きます。お身体ご自愛下さいませ。