先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中3男子です。勉強も頑張っており、成績も上位にいましたが、中3になって勉強は何でしなきゃいけないのか、人を点数で評価されたくないと言い始め、iPadばかり。
学校も休みがち、塾も辞めたいといい始めました。これからが勝負なのに焦ります。
今は、彼の要求(学校、塾休みたい)を受け入れているのですが、この先どうなっていくのかが不安です。
子どもが中3だと、親としては勉強を頑張ってほしいと思う時期だと思います。
そんな時期に「なぜ勉強しないといけないの?」と言われたり、学校を休みがちになったりした場合、将来が不安になるでしょう。
そこで本日は、こうなってしまった原因と解決法、勉強しないといけない理由などをお伝えしていきます。
この心構えができていれば、子どもが自ら勉強に取り組むことができるようになるはずです。
考えられる2つの原因
そもそも、なぜお子さんはこういった状況になってしまったのでしょうか。2つの原因が考えられます。
1つ目は、勉強洗脳のしすぎです。小さな頃から「勉強は大事だよ」と言い続けていると、子どもは、勝手に勉強するようになります。
しかしその代償として、我に返ったときに勉強している意味がわからなくなり、突然やらなくなることがあります。
今回の相談者の方が、これをしていたかわかりません。ただ、もともと成績が良かった子が突然勉強しなくなる場合、よくあることです。
2つ目は、愛情バロメータの低下です。親子関係が悪くなると、思春期の子は親に反発するようになります。
親が勉強を頑張らせようとするほど、あえて勉強せずに親を困らせようとするのです。
解決する3ステップ
では、どうしたらいいのか。まずは、無条件の愛情で子どもをサポートしましょう。
「無理に勉強しなくていい。あなたが元気でいてくれれば十分」と、今の子どもを認めてあげることが大切です。
すると勉強洗脳がなくなり、愛情バロメータも上がるでしょう。ただし、代償として、子どもは一時的に勉強をしなくなります。
このとき、不安になってはいけません。「勉強しなさい」と言いたくなる気持ちを、グッと我慢しましょう。
しっかり愛情バロメータが上がってこれば、まずは学校(状況によっては登校支援室など)に行けるようになります。
なぜ、勉強しないといけないのか?
もし子どもから「勉強しないといけないの?」と聞かれたら、なんて答えますか?人によって答えは様々でしょう。
私の場合は、「夢を叶えるため」だと伝えています。たとえば「医者になりたい」という夢があれば、医学部を出て国家試験を合格しなければなりません。
そのためには、勉強が必要です。一方「知人に弟子入りして料理を学びたい」と思っているなら、無理に勉強する必要はないでしょう。
調理師免許を取る時や、調理師学校に入るための勉強は必要ですが、それさえしたら後は料理の腕を磨いた方が夢は叶いやすいです。
本日のまとめ
「勉強しないといけないの?」に対する私なりの答えは「夢を叶えるため」です。学歴が必要な夢を叶えるためには、勉強をしないといけません。
現時点で夢がないなら「夢が見つかったとき、ある程度勉強していると、夢は叶いやすくなるよ」と伝えてあげるのもいいでしょう。
明日ですが、「中学生が夏休みにやってはいけないことTOP3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!なぜ勉強しないといけないのか?
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