先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中3の息子と妻の関係がとても悪い状態です。高校受験にやる気がなく、スマホ依存の子どもに母親が怒り、毎日喧嘩をしています。
「ゴミ、くず、死ね、消えろ、殺す」とお互いが暴言を言い合い、互いに物を投げたり、殴ったり暴力的になることがあります。
まずは親子関係を改善するところからしなければならないのに、妻がまったく聞く耳を持ちません。どうしたらいいでしょうか。
パートナーと子どもの関係が悪いと、同じ空間にいるだけでもつらいですよね。このとき、どのように改善していけばいいのでしょうか。
本日は、状況別でパートナーと子どもの関係を改善していくステップをお伝えします。
正しい対応をすることで無駄にぶつかることがなくなり、親子関係が改善していくでしょう。目の前にある受験も、成功に近づくはずです。
最も理想的な対応3ステップ
はじめに、理想的な対応法をお伝えします。まずは、「母親が愛情バロメータUPをすること」です。
母親が一方的に叱ることをやめれば、ぶつかることも減っていくでしょう。その上で、子どもの好きなご飯を作るなどをすることが大切です。
次に「親子で一緒にルールを決めること」です。子どもの意見も聞き、お互いが納得できるルールをつくりましょう。
最後に「暴言には毅然とした対応をすること」です。愛情バロメータを上げつつ、ダメなことはダメだとしっかりと伝えることも大切です。
母親が正しい対応ができないときは?
ただし、今回の相談者さんのように母親が正しい対応ができなかったり、どちらかがケガをしそうだったりする場合、物理的な距離を取る必要があります。
- 母親は子どもの部屋に行かないようにする
- 子どもは祖父母の家で暮らす
- 高校から全寮制の学校に行く
もちろん、母親が変わることがベストです。ただ、それが難しい場合はこの方法も検討していきましょう。
どうしても距離が取れないときは?
とはいえ、物理的に距離をとることが難しい場合もあるでしょう。この場合は、父親が間に入るしかありません。たとえば、
- 母親の意見は父親が子どもに伝える
- 子どもの意見も父親が母親に伝える
さらに、父親の愛情バロメータをより高くすることも大切です。子どもが何か困ったときに、父親に相談できれば解決に向かうことができるからです。
また、母親と子どものやり取りで、明らかにどちらかがおかしいと感じることもあるでしょう。
このときは「それはあなたがおかしいよ」と、父親の立場で毅然とした対応をしていくことも大切です。
本日のまとめ
パートナーと子どもの関係を改善していくためには、パートナーが子どもの愛情バロメータを上げていく必要があります。
ただし、パートナーが過干渉の子育てを変えてくれなかったり、誰かが怪我をしそうなひどい状況であったりする場合は、物理的に距離をとる方法を検討しましょう。
明日ですが、「親の経済力に関係なく伸びる子が育つ家庭の特徴」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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