子どもから勉強をする意味を聞かれたとき、どのように答えていますか?子ども自身がここを理解していないと、やる気も上がらず成績UPにつながりません。
今回お伝えする「勉強しないといけない理由」を親子で共有できれば、子ども自ら机に向かうようになります。
勉強を無理やりさせる親の負担もなくなるとともに、将来の選択肢も大きく広がるはずです。
1.同じことを続ける集中力をつけるため
勉強しないといけない理由の1つ目は、同じことを続ける集中力をつけるためです。
そもそも効率のいい勉強は、「くり返すこと」です。ワークを反復して解いたり、音読や英単語をくり返し覚えたりする必要があります。
勉強を通して、同じことを繰り返す集中力を養うことができれば、将来の職業にも活きてくるでしょう。
なお、子どもが好きなこと(たとえばギターを弾くとか)をやり続けて、繰り返し続ける集中力を養うこともできます。
2.何かを学ぶための土台作り
2つ目は、何かを学ぶための土台づくりです。学校で学ぶ教科の中には、生きる上で直接的に役立たない内容もあります。
ただし、こうした知識の土台があると、他の分野を学んだ時の理解度が大きく変わってくるでしょう。たとえば、
- ゲームプログラマーになる場合、英語と数学の基本的な知識を知っているだけでスキル習得が早くなる
- 国語で学んだ漢字や文法を知っていると、仕事で文章を書いたり、メールを返したりするのがストレスなくできる
- 社会の歴史を知っているからこそ、何かの問題につまづいた時、歴史から学ぼうという発想が出てくる
3.選べる進路を増やすため
3つ目は、今後選べる進路を増やすためです。将来、任天堂やソニーに入ってゲームを作りたいとしましょう。
こうした大企業に採用されるには、偏差値の高い大学に進学するしかありません。ほとんどの採用は、そういった大学からしているからです。
すなわち、勉強しなければ夢が叶わなくなる可能性が高くなります。
今の時点で明確な夢がない場合は、あとで夢が見つかったときに「時すでに遅し」とならないために、最低限の勉強はしておくといいでしょう。
本日のまとめ
子どもが勉強をしないといけない理由は、3つあります。
同じことを続ける集中力をつけるため、何かを学ぶための土台作り、選べる進路を増やすためです。
1つ目のみ、子どもが好きなことをすることで養うこともできます。後の2つは、勉強をすることでのみ得られるメリットです。
明日ですが、「起立性調節障害の治し方の基本」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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