先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
子どものことを「元気に生きていればいい」と思いたいのですが、要求ばかりで私の言うことは聞いてくれません。
上の子は部活で帰りが遅く、10時過ぎることもあります。帰宅後はYouTubeを見ながらご飯を食べ、そのまま寝ることもあり、朝はなかなか起きられません。健康に悪いと何度言っても聞きません。
下の子は「連れてって、あれ買って」と要求が多く、思い通りにならないと暴言を吐きます。気付けばいつも眉間にしわをよせていて、こんな母親、子ども達も嫌だろうなと思ってしまいます。
確かに、子育ては親がしなければいけない仕事です。ただ、親も人間である以上、思春期の子どもを育児している時にはどうしてもストレスを感じることはあるでしょう。
ここでは、子どもが言うことを聞いてくれず、育児のストレスが強くなりすぎている時にどう対処するのかを紹介します。
お伝えする対処をすれば、育児疲れから鬱になったり、倒れてしまったりすることもなくなるはずです。
そもそも子育てとは何か?
育児ストレスへの対処法の前に、そもそも子育てとは何かについて考えてみましょう。子育ては、母性と父性の2つ性質で、子どもに向き合っていくことです。
母性とは、子どもの要求を聞くことです。今回の相談の下のお子さんのように「連れてって、あれ買って」に応えるのは母性になります。
父性とは、ダメなことをダメと言うことです。子どもが暴言を使った場合などに、ダメであることを伝えるのは父性です。
子どもは母性と父性の2つの面から愛情をもらうことで、健全に成長していきます。
今変えるべき3つのこと
母性と父性という2つの面で見た場合、今回のご相談者さんであれば次の3つのことを意識するといいでしょう。
1つ目は、物は買いすぎないことです。特に高価なものについては、誕生日やクリスマスなど、特別なイベントの時に限定しましょう。必要以上に物を買うことは、母性ではありません。
2つ目は、暴言には毅然とした対応を取ることです。子どもが暴言を使うのを許していると、子どもは暴言を使えば許されると思ってしまいます。ダメなことにはダメと伝えましょう。これは父性です。
3つ目は、朝起きられないなら部活を辞めることです。部活は、学校生活に必須のものではありません。人生を豊かにするために行うものなので、そのために生活リズムが崩れていては本末転倒です。
子育てのストレス解消法
子育てからくるストレスの解消法は、子育てから離れた場所でするといいでしょう。
仕事のストレスが仕事中には発散できないように、子育てのストレスは子育て中には発散するのは難しいからです。
そこで、寝る前に読書時間を作ったり、月に1回ママ友会をしたり、趣味のスポーツをしたりするなど、子育てから離れて自分の好きなことができる時間を作りましょう。
「子育ての空いた時間でやろう」と思っているとなかなか時間が取れないので、先に予定を入れてしまうのがポイントです。
本日のまとめ
育児のストレスをためすぎると、精神的にまいってしまって大きな問題に繋がることもあります。まずは自分の時間を作るようにして、細かくでもストレス発散をしていきましょう。
それでもどうにもならない時は、子どもと一時的に距離を取る形になります。この場合は、児童相談所に連絡をしましょう。
明日ですが、「オール5をとる子の親だけが知っていること3選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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