1日スマホしか見ない不登校の解決法

スマホ

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

娘は不登校です。家で一日中ネットを見てニヤニヤしています。

たまに体を動かすために近くへ買物をたのんでも聞きません。

こんな毎日を送り続けていて本当に自分から動いてくれる日がくるのでしょうか。

お子さんが不登校だと、お父様お母様としてはとても辛いと思います。今回は、不登校でスマホに依存している状態からの改善ステップを解説します。

現在お子さんが不登校だったり、スマホ依存で困っているとしたら、今回の内容を実践してみてください。3か月以内には解決できるはずです。

手順1 エネルギーをためる

起きれない

意外と勘違いしている方が多いので、改めて解説をしておくと、スマホを一日中やっているから学校に行けないというわけではありません。

学校にいくためのエネルギーが足りないからこそ、家から出られないのです。そのため仕方なく、子どもはスマホを触っているわけです。

では、行動するためのエネルギーをためるには、どうしたら良いのでしょうか。実は、愛情バロメータを上げることがその答えです。

親の愛情がきちんと子どもに伝わると、子どもは安心して生活できるようになります。すると、心にエネルギーが溜まってくるため、行動できるようになるからです。

現状お子さんが、家から出られなかったり、朝起きられなかったりする場合は、エネルギー不足の可能性が高いです。まずは愛情バロメータを上げていくようにしましょう。

手順2 外に出るきっかけを作る

親子

エネルギーが溜まったら、子どもは自然と部屋から出てきます。リビングにいる時間が増えてくるのです。ここまできたら、外に出るきっかけを作りましょう。

今回の相談者さんの場合、外に出すきっかけ作りとして、頼みごとをしています。この発想自体は良いのですが、1点だけズレている部分があります。

それは、「親の頼みごとは、子どもが心の底からやりたいことではない」ということです。つまり、子どもが自ら「外に出ようかな」と感じられないのです。

そこで、子どもが自ら外に出たいと思うきっかけを作りましょう。たとえば、アニメが好きな子だったら、アニメのイベントに誘ってみる。

ファッションが好きなら、一緒に買い物に行こうと誘ってみるのです。子どもが自ら行きたいと思えるところであれば、外に出られる可能性が大きく上がります。

手順3 学校に行くきっかけを作る

友達

少しずつ外に出られるようになってくると、徐々に学校へも行こうかなという気持ちが出てきます。

この状態になったら、学校に行くきっかけを作りましょう。たとえば、仲の良い友達がいる場合、その子に朝迎えにきてもらうのです。

友達と一緒に学校にいく形にするだけで、不登校が解決できる子もいます。

また、学校がどうしてもイヤなら、カウンセリングルームやフリースクールなど、段階を下げて登校練習するのも一つの方法です。

最終的に、学校へいけるようにするための道筋を作ってあげることが重要なので、学校の先生や子どもと相談して、いちばんスムーズにいく方法を考えましょう。

なお、そういう気持ちが出てこないとしたら、学校に対する漠然とした不安をかかえているか、学校トラブルが起きているか、愛情バロメータが上がりきっていないかのどれかです。

本日のまとめ

愛情

一日中スマホをいじっているから学校にいけないのではありません。多くの場合、行動するエネルギーが足りないからこそ外に出られず、スマホを触っているのです。

行動するエネルギーは、愛情バロメータを上げることでためていくことができます。エネルギーが溜まると、少しずつ外へ出られるようになるでしょう。

エネルギーがたまってきたら、子どもが自ら外に出たいと思えることを提案してみるのが良いです。アニメが好きな子なら、アニメのイベントに誘ってみるのも良いでしょう。

最後は、学校に行くためのきっかけづくりです。仲の良い友達に朝迎えに来てもらって登校するのも良いと思います。

カウンセリングルームやフリースクールでも良いので、最終的に学校へ行ける道筋を作ってあげるようにしましょう。

なお、お子さんが不登校やスマホゲーム依存の場合、12月に行う「思春期子育て勉強会応用編」にご参加いただくと、解決までの時間を短縮できると思います。

不登校には上記以外にもいろいろなパターンがあります。それらの改善ステップを状況別に解説しますので、よかったら詳細だけでもチェックいただければと思います。

>>思春期の子育て勉強会(応用編)

明日ですが、「保存版!古文の勉強法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!不登校の解決法

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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