先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高校生です。吹奏楽部に所属していて、でも勉強の方に力をいれたくて、周りも部活動自体入っている人が少ない状況なので、夏辺りで部活動を辞めようと思っているのですが、その場合、大学に受験・進学するのに不利になったりしますか?
部活がとても楽しいならそれで良いのですが、楽しくないと思っていたら、辞めてしまっても良いのではと考えている人もいるでしょう。
そこで本日は、部活と受験の関連性について解説します。受験に向けて、部活をどうしようか悩んでいる中高生がいる場合、参考にしていただければ幸いです。
大学受験の場合、試験方法で変わる
大学受験には、指定校推薦、AO入試、一般入試などの試験方法があります。このうちのどれを狙っているかによって、部活動の影響は変わってきます。
推薦入試とAO入試の場合、部活動の成績はかなり重視されます。たとえば、全国大会で優勝したという成績があれば、それだけで合格できる大学もあるほどです。
部活を一つの武器として入試に臨みたいのなら、辞めないほうが良いでしょう。ただ、部活以外の習い事などで長所があるなら、部活を辞めてしまっても構いません。
一般入試の場合は、現状のままいけば部活動はあまり関係ないでしょう。それよりも、入試当日の成績がすべてです。
高校受験の場合も推薦と一般で異なる
高校受験の場合も、一般入試と推薦入試があります。推薦の場合、「課外活動」の欄を見られるので、部活動や生徒会などの活動が重視されます。
推薦で高校に進学したいと思っているなら、部活は続けておいたほうが良いでしょう。一方、一般入試の場合は、部活動の影響は大きくはありません。
ただ、高校受験の際に送る内申書に「部活を3年間続けていたか」を記入する欄があります。部活を続けられるなら、続けるとそこで少し加点されます。
これについても考え方は大学受験と同じで、最も重要なのは当日の成績と内申点です。部活動を続けたか否かで、合否が決まるようなことはありません。
受験のために部活はやめるべきか?
中学生から今回のような相談がきた場合、私なら「部活は辞めないほうが良い」と答えます。なぜなら中学生は、部活をしている子がほとんどだからです。
他の子が部活をしているなら、ひとりだけ受験勉強のためにあいた時間を勉強に充てることは難しいでしょう。
一方、高校生の場合は、最初から部活に入っていない子もいます。放課後に図書室などで勉強している子もいるので、中学生よりも勉強しやすい環境です。
こういった理由から、高校生から相談が来たら、「辞めたいならやめてもいい」と伝えます。
本日のまとめ
大学入試では、推薦を狙うなら部活は続けたほうが良いです。一般入試を狙うなら、当日の成績がすべてなので部活動の影響はほとんどないと言えます。
また、高校受験の場合も、推薦を狙うなら部活は続けるのが正解です。一般入試なら、部活を辞めたところで特に問題はないでしょう。
中学生が受験のために部活を辞めるというのは、私はおすすめしません。なぜなら、部活を辞めてからの時間の管理が、中学生にはまだ難しいからです。
高校生なら、部活に入らず図書室などで勉強している子もいます。ただ、部活を辞めて受験勉強に打ち込むなら、どこで勉強するかも考えておきましょう。
明日ですが、「保存版!やる気が出ない悩みの解決法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!部活をやめると受験に影響するのか?
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