先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2女子の母です。中1のときに後ろの女子から嫌がらせをされ、不登校になりました。担任や学年主任にも伝えても誰も気づかなかったと返答でした。
絶対に先生も周りの子も見てた、先生も友達も信用できない、またやられたらと思うと恐くて学校に行けない、と話してくれます。
もう一度学校に再調査依頼をしています。親以外にも誰か話せる人もいたほうがいいのでしょうか。
学校で嫌がらせをされると、誰でもトラウマになってしまいます。そうなると、学校に行くのが難しいこともあるでしょう。
そこで本日は、子どもの気持ちや嫌がらせによる不登校の具体的な改善ステップをお伝えします。
正しいステップを踏むことで、子どもは一人で抱えこむことがなくなり、笑顔が戻ってくるでしょう。学校にもきちんと行けるようになるはずです。
結論!相談できる人は多い方がいい
子どもが悩みを一人で抱え込むのは、ものすごくストレスになります。そのため、子どもが親以外に自分の悩みを相談できる人は、多ければ多い方がいいでしょう。
親子関係が良くて、子どもは何かに困ったら気軽に親に相談できる状態だとしても、「これ以上親を心配させたくない」と思って相談できないこともあるからです。
そのため、親子関係がいい悪いにかかわらず、他にも相談できる人が1人でも2人でもいることで、生活は安定します。
子どもが相談しやすい人とは?
では、親以外で相談相手となりやすい人とは誰でしょうか。まずは「学校の先生」が挙げられます。
本来であれば学校のトラブルは、学校の先生に相談して、解決へ導いてもらうのが一般的です。
ただし今回の場合は、先生のことを信じられない状態ですので、なかなか難しいでしょう。
他には「スクールカウンセラー、公認心理師」も相談可能です。話を聞く専門家ですので、子どもも話しやすいと感じるでしょう。
不登校解決までの流れ
現在、相談者さんは、学校に再調査依頼をしている状態です。これで解決できるのが、ベストでしょう。
ただし、スムーズにいかないこともあります。この場合、今の学校には見切りをつけて、転校をして再スタートを切ることも手段のひとつです。
被害者なのに転校するのは気持ち的に辛いですが、子どもの未来を考えたら、信頼できる学校で再スタートを切った方がいいからです。
また、状況が改善しても心にトラウマが残る場合は、心理師やカウンセラーに心のケアをしてもらうのも効果的でしょう。
こういった流れで問題を解決しながら、「愛情バロメータUP」→「負担が少ないところから再スタート」という流れで進めていくと、学校に戻れるはずです。
本日のまとめ
子どもにとって、相談できる人が親以外にいることはいいことです。
学校の先生以外にも、スクールカウンセラーや心理師などの専門家に相談することで、心のケアができるでしょう。
不登校解決までは、愛情バロメータを上げて、子どもにとって負担の少ないところから再スタートすることが大切です。
明日ですが、「スマホゲーム依存解決勉強会を行いました」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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