先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中1男子、3月から不登校。自宅ではゲームばかりです。はじめは時間制限など言いましたが、最近は何も言わないようにしています。
学校からは「無理にこなくてもいい。今は心を休めて」と言われました。本人は学校へ行きたいと言います。
最近は、山村留学などはどうかな…と考えている次第です。きっと、本人は希望しないと思うのですが。
不登校を解決するための方法として、山村留学を考えている方は結構います。
そこで今回は、山村留学は不登校の解決策として効果があるのかについて紹介しましょう。
実際に通ってみたのに効果がないのでは、お金も時間も無駄になってしまいます。そうなる前に、チェックしてみてください。
なぜ行けなくなったのかを聞いてみよう
今回のご相談では、お子さんは「学校に行きたい」と思っているものの、学校には行けていないということでした。
この場合、まず重要なのは、なぜ行きたいと思うのに行けないのかを確認することです。それがわからないと、不登校は解決できません。
理由を聞いても話してくれない場合、「まだ学校に行くエネルギーが足りていない」か「親には言いたくない理由」かのどちらかが考えられます。
つまり、愛情バロメータを上げることが、解決への最初のステップになるのです。
理由があるなら先生と連携して解決
不登校の理由がわかれば、学校の先生と連携することで、解決できることも多いです。
友達関係が上手くいかずに不登校になっている場合、先生に間に入ってもらうのがいいでしょう。
勉強についていけずに不登校になっている場合、親が勉強を教えたり、家庭教師を付けたりする方法が効果的です。
先生と合わずに不登校になっている場合、登校支援室などを利用することで解決することがあります。
山村留学で解決するのか?
人の多いところが苦手で学校に行けない場合、山村留学すれば解決できるかもしれません。
実際に私の読者さんのお子さんでも、学校が合わずに行けていなかったのが、山村留学によって毎日行けるようになった方がいらっしゃいます。
山村留学のメリットは、小規模の学校に登校できること、子どもが自立できることと、親から離れられることです。
こういったメリットが不登校解決につながりそうであれば、一度学校を見に行ってみるといいでしょう。
本日のまとめ
山村留学が不登校の解決になることは、確かにあります。ただ、どんな子どもにも効果を発揮するものではありません。
まずは不登校になってしまった理由を聞いて、それに合わせた対策を考えることが重要です。
明日ですが、「子どもが心を閉ざす親と開く親の違い」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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