私は年間100冊ほど、書籍を読んでいます。その中で、「これは面白い」と思ったものは読者の方にも紹介しています。
最近なかなか良い書籍がなかったのですが、久々に面白い書籍を見つけました。それがこちらです。
>>こども「学問のすすめ」
2017年末から大ヒットしている「大人の語彙力ノート」を書いた斎藤孝先生の書籍なのですが、これは小中高生に是非読んでいただきたいですね。
そこで本日は「なぜ今学問ノススメなのか」についてまとめたいと思います。これから社会で活躍するためのヒントがたくさん入っていますよ。
日本で最も売れた書籍=学問ノススメ
今回紹介した「子ども学問のすすめ」は、日本で最も売れた書籍の一つでもある福沢諭吉先生が書いた「学問ノススメ」を、子どもが読みやすいようにまとめた書籍です。
福沢諭吉先生のことを知らない人はいないと思うのですが、1万円札に載っている人ですね。福沢先生は、江戸時代から明治時代にかけて活躍した人です。
ヨーロッパやアメリカなどへの留学経験を通し、日本が世界の国々と対等に戦うには、ものの考え方や姿勢を変えなければいけないという結論に達しました。
その考えをまとめた書籍が、学問ノススメです。この書籍は、当時、日本の人口がまだ3000万人くらいだった時に、300万部ほど売れました。
今の時代に換算するなら、1300万部ほど売れた計算になります。間違いなく、日本で最も売れた書籍の一つですね。
勉強することの重要性を伝えている書籍
すべてが勉強になる内容なのですが、特に子どもたちに読んで欲しいと思った部分を紹介したいと思います。
「もとの文:賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとによりてできるものなり。今のことばでいうと:賢い人間とそうでない人の差は、学ぶか学ばないかで決まるんだよ」
中学生から頻繁に、「なぜ勉強することは大事なのですか?」という質問が来ます。その答えがこの本には書いてあります。
福沢諭吉先生によると、「勉強して、人よりたくさんの知識がある人は、大事な仕事を任せられるようになる。つまり、世の中から必要とされる人になる。
すると地位もあがり、お金もたくさんもらえる。だから勉強することが大事」だそうです。この部分は、日本中の子どもたちに読んで欲しいですね。
夢をもって社会に貢献することの重要性がわかる書籍
もう一つ、私が読んでいて印象に残った部分があります。
「もとの文:蟻の門人となるなかれ。今のことばでいうと:ただたべることや住むところやきるもののためにはたらくのは、アリと同じだよ」
なぜ働くのか?これも中学生からよく聞かれる質問です。多くの場合「しっかりとお金を稼いで、生活していくためだよ」と答えると思います。
しかし、福沢諭吉先生は「生きるためだけに働くのはアリと同じ」だと言っています。そうではなく、「世の中を良くするために働こう」と言っています。
最初は、自分のために働けばよいと思います。ただ、いずれは、わが子が社会に貢献するために仕事ができるようになってくれたら、親として嬉しいですね。
本日のまとめ
学問ノススメを原文で読むのは、大人でも難しいです。この書籍は、小学生でも読めるような大きな字で、わかりやすく重要ポイントがまとめられています。
ただ知識を学ぶだけであれば、学校に行くだけでOKです。しかし、なぜその知識を学ぶ必要があるのか?何のために働くのか?お金とどのように付き合っていったら良いのか?
こういった生きるために必要な知識というのは、学校ではなかなか教えてもらえません。それらを全てわかりやすくまとめたのが学問ノススメです。
大人が読んでも、参考になる部分がたくさんあると思うので、よかったら、お子さんに買ってあげてください。
>>こども「学問のすすめ」
明日ですが、「物事がうまくいっていない時の解決法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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