先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中学生の息子がスマホゲームに負けるとブチ切れて怒って大声で暴言を吐いたり、物にあたったり怖いです。
壁に穴もあきました。家にいる間はスマホを手放せず、話しかけても動画を見ていたりで、話しかけても聞こえていません。
暇な休日は朝から布団の中で夜までスマホです。否定的な言葉は控えたり、好きな食べ物を作ったりしていますが、息子のやりたい放題になってきました。
この先どう対応したら良いでしょうか。
子どもが、気に入らないことがあるとすぐにイライラしたり、自分の思い通りにならないと暴言を吐いたりすると困りますよね。
では、なぜ子どもはすぐにキレるのでしょうか。そこで本日は「子どもがキレる原因と対処法」について解説します。
キレる子どもの心理状態やその原因がわかれば、子どもの状況は改善します。引きこもりも改善し、明るい家庭になっていくはずです。
子どもが布団から出てこない理由
最初に、今回の相談者さんのお子さんは、なぜ布団から出てこないのでしょうか。理由は、2つ考えられます。
1つ目は「布団から出るエネルギーがないから」、2つ目は「出たくない理由があるから」です。
前者は、愛情バロメータUPが必要です。後者の場合、たとえば、
- リビングに行くと、嫌な事を言われる
- 夫婦で毎日喧嘩をしていて、空気が悪い
- リビングが散らかっていて、行きたくない
子どもを部屋から出られるようにする方法
子どもを部屋から出られるようにするには、まずは「愛情バロメータUP」から始めましょう。
愛情バロメータを上げれば、子どもが活動するために必要なエネルギーもUPするからです。
そのためには、笑顔かつ肯定的な言葉がけを意識して、親の雰囲気を良くすることからやってみましょう。
話しかけると嫌がられるぐらい親子関係が悪い場合、まずは簡単な挨拶を笑顔ですることから始めることが大切です。
次に、部屋から出たくない理由をなくしていきましょう。一人でいるよりも、リビングに行った方が楽しいと思えるような工夫が必要です。
子どもが好きなおやつを準備するなどもいいでしょう。
ダメな事はダメだと伝えよう
上記のステップを行うと、徐々にリビングに出てくるようになります。
そこから、さらに愛情バロメータをあげていけば、多少はこちらの依頼も聞けるようになってくるでしょう。
この段階になったら、きちんとダメな事はダメだと伝えていくことが大切です。たとえば、
「大声で暴れて穴をあけることはやめてほしい」
「どうしてもイライラするなら、布団を叩いて発散するのはどう?」
などです。ストレス発散の方法も、伝えてあげるといいでしょう。
とはいえ、親が精神的に参ってしまっていたら改善は難しくなります。この場合は、全寮制フリースクール等を検討することも必要でしょう。
本日のまとめ
何か言うとすぐにキレる子は、愛情バロメータが足りていません。まずはここを改善するために、家庭の雰囲気を良くすることを意識しましょう。
こちらの依頼を聞いてもらえる関係をつくった上で、ダメな事はダメだと伝えていくことが大切です。
明日ですが、「勉強しない子を勉強させる方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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