先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高1の娘との親子関係が上手くいっていません。良かれと思いこちらが話しかけても、反抗心むき出しの言葉で返されるので、最終的にいつも言い争いになります。
何の話をしても娘が喧嘩腰になってしまうので、話をする気持ちが薄らいできています。必要なこと以外、話をしないようにしても問題ないでしょうか?
子どもに話しかけても、毎回反抗心むき出しの言葉をかけられたらイライラしますよね。必要な業務的な会話以外したくないと思うのも、無理もないでしょう。
そこで今回は、こうなってしまう原因と具体的な解決法をお伝えします。
子どもと楽しい会話ができれば、良好な親子関係となります。激しい反抗や問題行動も落ち着くため、子育ても楽になるはずです。
子どもが反抗心むき出しになる理由
そもそも、子どもが反抗心むき出しになっているのは3つの理由が考えられます。
1つ目は、愛情バロメータの低下です。親のことを嫌いになると、些細なことでも反抗してくるようになるでしょう。
2つ目は、かける言葉が間違っているからです。「宿題終わった?」「早く寝なくていいの?」など子どもが嫌がる話ばかりだと、子どももイライラするでしょう。
3つ目は、かけるタイミングが間違っているからです。友達と電話している時、部屋でゆっくりしたい時、朝寝ている時など、言われたくないタイミングだと反抗心が出てくるでしょう。
嫌がられないことのみで愛情バロメータUP
今回の相談者さんの場合、親子関係が良くないとのことなので、1つ目の愛情バロメータの低下から改善していきましょう。
具体的には、子どもの求めていることをして、求めていないことはしすぎないことが大切です。
たとえば、子ども部屋を掃除したり、「勉強手伝おうか」と言いに行ったりするのも、子ども自身が求めていないならやってはいけません。
その代わりに、笑顔で挨拶だけしたり、好きな料理を作ったりしましょう。その上で、嫌がることは言わないようにすることが、親子関係の改善につながります。
最低限必要な迷傷法のみは伝える
とはいえ、何も言わなくてもいいというわけではありません。
深夜になっても帰ってこなかったり、タバコや飲酒をしていたりなど、迷傷法にあたることは厳しく叱りましょう。
もし子どもが酷い問題行動をしていて注意しても聞かない場合は、警察や児童相談所に相談するのもアリです。
大きな事件に巻き込まれてからでは、手遅れだからです。必要であれば専門家の介入を受けながら、問題行動の改善へ向けてアプローチしていきましょう。
本日のまとめ
子どもが反抗心むき出しになる理由は、愛情バロメータの低下、かける言葉が間違っているから、かけるタイミングが間違っているからです。
愛情バロメータが原因なら、子どもの求めていることをして、求めていないことはしないことを意識しましょう。
迷傷法(人に迷惑をかけること、人を傷つけること、法律やルールに違反すること)など、ダメなことはダメだと伝えることも大切です。
明日ですが、「暴言が改善し勉強を頑張るようになった事例」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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