先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中二男子です。不登校中に1人で1日留守番はありでしょうか?愛情バロメータの問題になりますか?
「不登校の子どもに、無理やり学校に行かせてはいけない」と私は普段からお伝えしています。
ただ親が仕事があると、一日中子ども一人で留守番させないといけないので、少し心配ですよね。
そこで今回は、こういった場合、一人で留守番させてもいいのか解説しましょう。
お伝えすることを意識すれば、子どもとのいい距離感がつかめます。結果的に、不登校解決にもつながるはずです。
子どもが何を求めているかチェック
留守番させるのがいいか悪いかを考える前に、まずは子どもが何を求めているかをチェックしましょう。
「親にいろいろ言われてウザイ」と思っている子の場合、親が1日家にいる方が辛いからです。
一方、「一人で家にいるのが寂しい」と思っている子の場合、1日留守番するのはストレスを感じるでしょう。
つまり、一人で留守番させていいかは、子どもによって変わります。まずは、「この日1日仕事だけどいいかな?」と子どもに聞いてみましょう。
子どもがどのぐらいの距離感で接してほしいかが、わかるはずです。
過去の相談からわかったベストな距離感
では、一般的には、親と子どもはどのぐらいの距離感がいいのでしょうか。私の今までの経験からわかったことをお伝えします。
たとえば、夫婦どちらもフルタイムの仕事で、祖父母などとも同居していない場合、子どもは朝から晩までひとりぼっちです。これだと、どうしても孤独を感じます。
親子の接点が少なくなるため、愛情バロメータも上がりにくいでしょう。スマホ依存になり、生活も乱れやすくなります。
一方、親はフルタイムでも祖父母が同居、もしくは夫婦どちらかが専業主婦かパートぐらいであれば、孤独感はありません。
これくらいの距離感がちょうどいいと感じる子が、多いということです。
もしフルタイムをやめられない場合
とはいえ、祖父母も近くに住んでいないし、経済的に夫婦どちらも仕事をやめられないこともあるでしょう。
この場合、今できる事をできる限り行うことが大切です。子どもと接する時間が短くても、その時間で子どもが喜ぶことができれば、愛情バロメータは上がるからです。
フルタイムだと不登校は解決しないということはないので、限られた時間で子どもと向き合っていきましょう。
ただし、子どもが日中一人で過ごすことを辛いと思っている場合、半日は家にいられる仕事や在宅勤務に変えられないかを検討すべきです。
仕事はいつでもできますが、子どもとの時間は今この瞬間しかないからです。最近は在宅勤務もやりやすい時代なので、一度会社に相談してみましょう。
本日のまとめ
不登校の子に留守番をさせてもいいかは、その子の気持ちによって決まります。寂しいと思っているなら、できる限り家にいる時間を作ってあげましょう。
どうしても難しいなら、限られた時間でできる限り子どもが喜ぶことをすることが大切です。
明日ですが、「愛情に満たされた子ども3つの性格」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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