先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
最近の不登校ケースでは、過剰な愛情から、親が子を見過ぎの過保護過干渉が問題です。自分で困難を乗り越える力のない子による、不登校が増えてると私は考えます。
ウチがそうでした。愛情不足ではなく、むしろ、反対。愛情は足りている。愛情はかけ過ぎています。
不登校の原因は、我が子が大切で愛情をかけ過ぎたあまり、先回りの対応を重ね、失敗をさせてこなかったことなのではないでしょうか。
私は日頃から、子どもの問題行動を起こす理由の9割以上は、親の愛情不足によるものだとお伝えしています。
今回の相談は、それに対するご意見の一つですが、私の伝え方が少し不十分であったと反省をしております。
そこで、今回は子どもが親に求める愛情とは何なのかをもう少し噛み砕いてお伝えしていこうと思います。
今回の内容をしっかり理解していただければ、子どもの問題行動があっても短期間で解決できるかと思います。参考にしていただければ幸いです。
目次
不登校の原因の9割は愛情不足
私自身、不登校の原因の9割は、親の愛情不足によるものだと考えています。愛情不足と聞くと、親が全て悪いように感じるかもしれませんが、そうではありません。
ただ、親の愛情が正しく子どもに伝わっていないだけです。上手に伝えることができれば、不登校の多くは解決できます。
ちなみに残りの1割の原因は、発達障害と学校でのトラブルです。
発達障害
発達障害(ADHDなど)によって長時間座っていることができず、先生に怒られて学校に行けなくなってしまうパターンです。学校でのトラブル
友達とケンカをしたとか、先生と言い争いになったことによるトラブルです。子どもが親に求めているもの
では、どのようなことを意識すれば、愛情不足を解消することができるのでしょうか。
そもそも子どもが親に求めている愛情には、2つあります。1つは、自分が望むことをしてほしいということ、2つ目は、自分が望まないことはしないでほしいということです。
自分が望むことをしてほしい
自分が望むことをしてほしいというのは、例えば女の子であれば、ショッピングモールに服を買いに行ったり、かわいらしい雑貨を見に行くのが楽しいと思います。ショッピングモールまでの距離が遠く、自分だけで行けない場合は、お父様お母様に連れていってくれるよう頼むと思います。
もしお父様お母様が、連れて行ってくれたら、子どもは、両親は自分のことが好きだからお願いを聞いてくれたと感じます。
これが、親の愛情が正しく子どもに伝わっている状態です。
望まないことをしないでほしい
子どもたちは、「勉強しなさい」などの命令をされるのがとても苦痛です。ずっと言われ続けると、イライラしてきます。しかし、お父様お母様が子どもの限界を超えるまでは言わないようにさえすれば、それは子どもにも伝わります。
「本当は勉強しなさいと言いたいけど、自分のために言うのを我慢してくれている」と感じるので、親の愛情が子どもに伝わります。
愛情不足が起きる原因は気持ちのずれ
今回の相談者さんの場合、「愛情をかけすぎて先回りしてしまう」とあります。これは、子どもが親に求める「望まないことをしないでほしい」に反します。
親に先回りを望む子どもはいないので、お父様お母様としては愛情のつもりでも、子どもにとっては愛情ではなくおせっかいになります。
おせっかいを続けると、子どもは親のことをどんどん嫌いになってしまいます。今回の相談者さんの場合は、ここが大きな原因です。
そこで、自分の行動を客観的に考えてみることが大事です。「これは子どもが本当に求めていることなのかどうか」を、まず考えてほしいと思います。
子どもが求めていることなら、必ず喜びます。そして、子どもの口から「ありがとう」の言葉が自然と出てきます。
これを続けることで、愛情不足は解消され、子どもの問題行動も改善していくでしょう。
本日のまとめ
子どもが親に求めている愛情は、2つあります。1つ目は、自分の望むことをしてほしいということ、2つ目は自分の望まないことをしないでほしいということです。
この2つが満たされれていないと、子どもは愛情不足になります。すると、不登校や昼夜逆転生活など様々な問題が起こります。
今子どもに何が足りていないのか?どういった行動を増やせば子どもの愛情不足が解決されるかなどは、思春期の子育て講座(無料)で解説しています。
よかったらこちらも参考にしていただければ幸いです。
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明日ですが、「5教科合計129点UPした成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!子どもが親に求める愛情とは?
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