先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高1の娘が学校の先生に不信感を募らせています。質問しに行っても、基礎がわかってないと言われ、教えてもらえない。
先生が問題を解く時に、計算ミスをして、途中で解説が止まる。授業に急にこなくなり、自習の日がかなり続く、など。
そんな話を聞くと、学校にクレームを言いたくなりますが、親が言っていいものでしょうか。
子どもが学校の先生の対応で困っていると、何とかしてあげたいと思うのが親心でしょう。しかし、いくつか注意点があります。
そこで本日は、モンスターペアレントと思われない伝え方や、学校への苦情に対する考え方を解説します。
高校生の場合、中学生とは少し考え方が異なります。学校のトラブルが解決すれば、より充実した学校生活を送ることができるでしょう。
結論!クレームではなく質問をする
中学生であろうと小学生であろうと、基本的に学校へクレームを言うのはやめた方がいいです。クレームではなく「助けを求めに行く」という姿勢で相談しましょう。
文句を言いに行くと相手も身構えますが、助けを求めに行くと相手は味方になってくれるからです。
そして担任の先生や教頭先生などに「こういう対応をされるのですが、先生はご存知ですか?」と聞いてみましょう。
教頭先生も知らない可能性があるからです。こうした場合は、教頭からその先生へ指導が入るでしょう。
ある程度は自分で解決することも大切
中学と違って、高校は義務教育ではありません。そのため、すべてを先生任せにするのはやめましょう。
会社で上司が理不尽なことを言ってくるなど、社会に出るとこういうケースはよくあるからです。その都度、親が出るわけにもいきません。
高校生は、ちょうど社会にでる一歩前の段階です。こういったことに対応する力を得るいい機会と考えましょう。
※もちろん、いじめなど状況悪化すると危険な場合子どもが中学生以下の場合は、親が介入していく必要があります。
受験科目に必要ないなら無視もOK
高校受験は、内申点が合否に大きく影響します。しかし、大学受験の一般入試の場合、内申点は合否にほとんど影響しません。
さらに私立大学なら、2〜3教科で受けられるところもあります。受験にいらない科目は、赤点を取らない最低限の勉強で問題ありません。
わかりにくい先生の授業が必要のない教科なら、赤点ギリギリで乗り越えるのも手でしょう。ただし、指定校推薦を狙うなら内申点が重要です。
あらかじめどの大学、どの専門学校を受けるかを考え戦略を立てて高校生活を過ごすのも、賢い方法といえるでしょう。
本日のまとめ
中学生であろうと小学生であろうと、基本的に学校へクレームを言うのはやめた方がいいです。クレームではなく「助けを求めに行く」という姿勢で相談しましょう。
高校生の場合、社会に出る練習と考え、ひどい状況に対応する力を身につけていくことも大切です。
明日ですが、「子どもの成績が伸びた親の取組み3選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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