先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
子どもに声をかけるときに命令言葉をやめて、疑問形やお願いする形で伝えても、「うるせえクソババア」と言われます。
ご飯の支度を一緒にやろうと声をかけても、やろうとしてくれません。嫌なことがあるとすぐにキレて、もうやらないとなります。
子どもがどんな態度を取っても、毅然としているべきなのでしょうか。
こちらが何か言う度に反抗的な態度をとられると、イライラしますし悲しくなりますよね。
そこで本日は、反抗的な態度の子どもへ親がやるべき対応、やってはいけない対応法を具体的な手順を交えてお伝えしましょう。
正しく対応をすることで、子どもとぶつかることを減らせます。一方、対応を間違えると親子関係は悪化するので、注意が必要です。
子どもにお願いをできる関係とは?
まず、相談者さんは「ご飯の支度をやろう」と声をかけられています。ただ、現時点ではこれはやめた方がいいでしょう。今は、子どもにお願いできる親子関係ではないからです。
- 学校で起きた他愛のない話や、子どもがしたい会話ができる
- 親を傷つける言葉を言ったり、行動をしたりしない
お願いすればするほどぶつかって親子関係が悪化するので、今はお願いを言わないことが大切です。
嫌なことがあるとすぐにキレる理由
また、嫌なことがあるとすぐにキレる状態なのは、子どもの心の器が小さくなっているからです。
心の器が小さくなる理由は、愛情バロメータが低いからです。そこで愛情バロメータを上げることから始めましょう。
- 子どもの正常な要求はできる限り聞く
- 子どもが嫌がることは言わない(「ご飯の支度を一緒にしよう」など)
- 家庭の雰囲気をよくする
- 子どもが喜ぶことをする(サプライズケーキを買ってくるなど)
暴言はどう対応すべきか?
子どもから暴言が出るのは、言われたくないことを親が言っているからです。そのため、まずはこれをやめましょう。これだけで、暴言は減るはずです。
ただし、暴言が日常になってしまっていたり、嫌がることを言ってないのに暴言を吐いてくる場合は、毅然とした対応をとらなければいけません。
「なんでそういう言い方するの?自分がされたら嫌なことはしないで」と伝えましょう。
伝えても聞き入れてもらえないような場合でも、「そういう言い方されると悲しいな」ぐらいは伝える必要があります。暴言を見て見ぬふりをするのはNGです。
本日のまとめ
子どもと他愛のない話ができたり、親を傷つける言動をしたりしない場合は、親のお願いごとを聞いてもらえる関係です。
しかしこうしたことができない場合、お願いをしても余計にぶつかって親子関係が悪化するので、やめた方がいいでしょう。
親の愛情に満たされることで、心の器が大きくなります。子どもの望むことを日頃から行いつつ、暴言には毅然とした対応を行うことが大切です。
明日ですが、「子育てつらい人あるある3選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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