先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
小4息子は、テレビを見たり食べたりする時以外は一人で楽しめず、私が料理をしたり入浴の間は暇と言って寝ます。
一緒に誘っても面倒だと言います。息子は家事の間私から放置されていると感じているのでしょうか。
過干渉や夫婦喧嘩が原因でうつになっているとも思います。何時間も寝ないと起きず、体力が心配です。そのまま寝かせた方がいいのでしょうか?
睡眠は、子どもの成長に欠かせません。しかし、理想通りの時間に寝てくれず、悩むお父さんお母さんが多いのも事実です。
そこで今回は、子どもにとって理想的な睡眠時間と睡眠時間を整える方法をお伝えしましょう。
良質な睡眠をとることができれば、発達や心の安定にもつながります。毎日、前向きに勉強や好きなことに打ち込むことができるようになるはずです。
小学生の理想的な睡眠時間
厚生労働省のデータによると、小学生に必要な睡眠時間は1日9〜11時間です。
ただし、現実は8時間ほどしか寝ていないケースが多く、多くの家庭が理想的な睡眠をとれていません。
今回の相談者さんのお子さんは、小4です。そのため長く寝ていてたとしても、11時間までであれば成長に必要な時間なので無理に起こす必要はありません。
しかし、12時間以上寝ているなら、次にお伝えすることが原因になっている可能性があります。
睡眠時間が長い原因1.家庭環境
1つ目の原因は「家庭環境」です。今回の相談者さんように、過干渉や夫婦喧嘩がある場合、これが原因になっている可能性があります。
子どもは学校で溜まったストレスを、家庭で解消できなくなるからです。
それどころか、さらにストレスが溜まってしまい、どれだけ寝ても疲れが取れない状態になってしまうでしょう。
まずは、過干渉を止める、夫婦喧嘩は子どもが見ていないところでするなどを意識し、家庭を安心できる空間にすることが必要です。
睡眠時間が長い原因2.体調不良
2つ目の原因は「体調不良」です。心の不調が悪化すると、うつ状態となります。
睡眠にも影響を及ぼす病気であるため、一度小児科や児童精神科にかかるといいでしょう。
また、睡眠時無呼吸症候群で、深い眠りにつけていない可能性もあります。
病気や疲れなど何か思い当たる部分があるなら治療をして、改善していくこと大切です。
本日のまとめ
小学生に必要な睡眠時間は1日9〜11時間です。これより長い場合は、家庭環境や体調不良が原因で深い眠りにつけていない可能性があります。
まずはどこに原因があるのかを探り、対応をしていくことが大切です。
明日ですが、「オール5を取って志望校に合格した事例」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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