先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
次男(高1)の件でご相談です。彼はプログラミングに強い関心があり、ニューヨーク留学を目指していますが、過去に金銭トラブルや無断でマイナンバーカードを持ち出すなどの行動があり、私は彼を完全に信頼できず、留学手続きを進める気力が湧きません。
夜の外出など、親の反対を無視することも多く、悩んでいます。信頼関係をどう築くべきか、アドバイスをいただければ幸いです。
子どもに夢があるのは素晴らしいことです。しかし、問題行動があると親として応援するのが難しいと感じますよね。
ではこのような場合、親はどのように対応すべきなのでしょうか。今回の記事で、詳しく解説します。
正しいサポートを行うことで、今後親子関係がさらに良好になります。子どもも将来の夢に向かって、前進することができるはずです。
子どもの夢への向き合い方
このような場合、「子どもの成長」と「親の不安」どちらを優先すべきかで、判断が変わります。
留学は確かに、将来の可能性を大きく広げる貴重な経験です。特にプログラミングという今後さらに需要が高まる分野での学びは、子どもの将来に大きなプラスとなるでしょう。
しかし同時に、過去の問題行動や海外生活特有のリスクを考えると、親として不安を感じるのも無理はありません。
このジレンマをどう解決するかが、支援を決める重要なポイントとなります。
子どもの夢を応援する場合
子どもの夢を応援する決断をした場合、まずはきちんと話し合いをすること必要です。
過去の金銭トラブルについての懸念や、留学中の最低限のルール、困ったときには必ず親に相談することなど、親としての心配事をしっかりと伝えましょう。
その上で、具体的な支援の方法や条件について話し合うことで、お互いの信頼関係を深めることができます。
約束を守れるかどうかをテストしよう
もし「本当に大丈夫かな?」と不安になるのであれば、条件を提示してクリアできれば支援するという形でもいいでしょう。
たとえば、3ヶ月間という期間を区切って、夜の外出を控えることや、金銭管理をしっかりとすることを約束として設定します。
これらが守れた場合のみ、留学の費用を援助するという形です。こういったテストをすることで、子どもの本心を確かめることもできます。
約束を守ってでも行きたいなら本気ですし、3ヶ月すら守れないならそこまで本気ではないということです。
本日のまとめ
子どもの夢を支援するかどうかに、絶対的な正解はありません。大切なのは、冷静に状況を判断し、子どもと誠実に向き合うことです。
今の状態では応援できない場合、どういう条件が整えば支援できるのかを具体的に示すことで、子どもの成長を促すきっかけとすることができます。
ただし、親子関係が悪いと、子どもは「どうせ資金を出してくれない」と言って反発します。そうならないため、日頃から愛情バロメータをあげておくことが大切です。
明日ですが、「スマホゲーム依存解決勉強会2024を行いました」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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