宿題をやったと嘘をつく子の対処法

嘘つく子供

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中3男子です。夏休みになかなか宿題ができない姿を見ていると、どうしても大丈夫かと何度も言ってしまいます。中2の冬は、宿題をしたとウソをついて全くしていないことがあったので、心配になります。

本人に任せて様子を見ていましたが、毎日確認しても進みません。塾が忙しいので、疲れてできないと言います。

つい言ってしまうのは過干渉でしょうか?志望校は、無理な高校を志望しています。

子どもが宿題をしなかったり、やってもないのにやったと嘘をついたりすると困ってしまいますよね。

ここで間違った対応をすると、親子関係の悪化につながります。宿題どころか、暴言や無視にもつながるので注意が必要です。

そこで今回は、宿題をしない子への正しい接し方をお伝えしましょう。

自ら宿題をするようになれば、授業の理解度や成績も上がり、子育ての不安も減るはずです。

子どもがウソをついた理由

嘘をつく子供

なぜ、子どもは宿題をしたとウソをつくのでしょうか。答えは「宿題を忘れたら怒られるから」です。

本当のことを言ったら叱られるため、自分を守るために嘘をつくのです。

そもそも、宿題ができていないことを理由に叱るのは間違っています。自分自身が困るだけで、他人に迷惑をかけるわけではないからです。

大切なのは、「宿題ができるようにサポートをすること」でしょう。

親も隣で勉強をする、わからないところは教えてあげる、頑張れるようにちょっとしたおやつを準備する、などをすればできるようになっていきます。

塾の宿題と学校の宿題、どっちが大切?

提案

今回の相談者さんの場合、「塾が忙しくて宿題ができない」と子ども本人が言っています。

こういった状況なら、塾は辞めたほうがいいでしょう。塾の目的は、学校の成績を上げるためだからです。

塾のせいで学校の宿題ができず、成績が下がったら本末転倒です。

ただし、子どもが塾を辞めたくないと言う可能性もあります。その場合は、代案を提案してみましょう。たとえば、
  • 学校の宿題を塾でできないか交渉してみる
  • 次忘れたら宿題が終わるまでスマホやゲームをしない
などです。子どもと一緒に、できることを考えてみましょう。

無理な高校を志望している時は?

受験

相談者さんは、無理な高校を志望しているとのことでした。正直、中3の夏の時点で現実が見えていないのは危険です。

今のレベルでも行ける志望校も決めておかないと、成績が上がらなかったときに困ります。

志望校はそのまま目指しつつ、第2、第3希望まで決めておきましょう。そして、12月頃まではひたすら頑張ることが大切です。

本日のまとめ

サポート

子どもが宿題をやったとウソをつくのは、親に叱られたくないからです。

宿題ができていない場合は叱るのではなく、できるようにサポートするのが親の役目でしょう。

塾で疲れて宿題まで手が回らないなら、塾を辞めるのもひとつの手です。宿題ができる環境を整えることが先決です。

明日ですが、「高校受験対策勉強会2023を行いました」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!宿題をやったと嘘をつく子の対処法

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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