ごほうびの効果的な活用法

勉強

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

勉強のやる気を出させるためにご褒美を設定しようと話し合いましたが、「ご褒美はいらないから勉強したくない」と言われてしまいました。

どうすれば良いのでしょうか。

勉強に対してごほうびを用意するのは、勉強のやる気を引き出す効果的な方法の1つです。

ただ、今回のご相談内容のように、ごほうびは必ずしも効果を発揮するわけではありません。

この記事では、ごほうびの効果的な使い方を紹介します。適切な使い方がわかれば、子どもはやる気を出し、成績も上がりやすくなるでしょう。

ごほうびに反応しない4つの理由

親子

子どもがごほうびに反応しないのは、主に4つの理由があります。

1つ目は、親子関係が悪いことです。子どもが親を信頼していないと、ごほうびや目標の設定ができません。

2つ目は、長い間、勉強に関する洗脳を受けてきたことです。勉強のことが嫌いになると、ごほうびを拒否するようになります。

3つ目は、ごほうびが餌で釣る仕組みになっていることです。ごほうびは子どもの動機を後押しするものであって、餌ではありません。

4つ目は、欲しいものがないことです。ごほうび自体に魅力がなければ、当然動機付けにはなりません。

ごほうび作戦は餌で釣るものではない

親子

ごほうびが餌になっている状態というのは、「これをあげるから勉強しなさい」という状態のことです。

このような餌状態となると、おそらく勉強しなかったら怒ってしまうでしょう。これでは、子どもは反発するだけです。

ごほうび作戦は、あくまでも子どものやる気をアップさせるものです。実際にやるかどうかは、子どもが決めることなので、

勉強をしなかったとしても、怒ってはいけません。子どもがごほうびを手に入れられるように、サポートすることが大切です。

物の与えすぎに注意しよう

ご褒美

もともと子どもに物を与えすぎている場合も、ごほうび作戦はうまく機能しなくなります。

たとえば欲しいものを何でも買っているようなら、そもそもごほうびが必要ありません。お小遣いで、何でも買える場合も同じです。

ごほうび作戦を効果的に機能させるには、お小遣いは同年代の子と同じぐらいしましょう。

また、欲しいものについても、誕生日やクリスマスぐらいに買うだけにしておくと、よりごほうびが魅力的なものに見えるはずです。

本日のまとめ

勉強

ごほうび作戦は、子どもの勉強へのやる気を後押しする効果的な方法です。ただ、状況によっては機能しないこともあります。

紹介した内容を試してみて効果がなければ、まずは子どもがどう考えているのかわかるように、しっかりと子どもとコミュニケーションを取りましょう。

明日ですが、「完璧主義なママの末路」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!ごほうびの効果的な活用法

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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