「学校なんて意味がない」という意見を、耳にしたことがある方もいるでしょう。
行かせるべきか行かせないべきか、正直なところよくわからないですよね。
そこで今回は、学校には行った方がいいか行かない方がいいかについて、私なりの考えをお伝えしていきます。
元教師の経験と、これまでに不登校の相談などを1000件以上受けてわかった結論です。
お子さんから「学校って行く意味あるの?」と相談をされたら、そのまま伝えていただければと思います。
結論!状況によって答えは違う
学校に行った方がいいかどうかというのは、状況によります。たとえば学校に行くといじめを受ける場合、解決するまで行かせてはいけません。
心が傷つくだけだからです。いじめから守ってくれない学校には、行く意味はないでしょう。
一方、朝起きられない、友達とのケンカ、勉強についていけないなどの理由の場合は、原因を克服して行った方がいいです。
原因がなくなれば、学校生活を楽しむことができるからです。長い目で見ても、後悔しなくなるでしょう。
学校に行った方がいい理由TOP3
なぜ、いじめなど心が傷つく問題ではない限り、それを克服して学校に行った方がいいのでしょうか。理由は、3つあります。
1つ目は、一生の友達ができるからです。社会人になってからでも友達を作ることはできますが、小中学校からの友達は一生の付き合いになることが多いです。
2つ目は、忍耐力が付くからです。学校にはルールがあります。多少嫌な事でも我慢して乗り越える経験は、社会に出たときに辛いことを乗り越える力になるでしょう。
3つ目は、生活リズムが良くなることです。学校へ行かない場合、起きるのも寝るのも食べるのもすべてが自由です。
すると生活リズムが崩れやすくなり、体調にも悪影響です。学校へ行く方が、規則正しい生活を送ることができるでしょう。
行きたいのに行けないときの解決法3選
子どもが学校に行きたいのに行けない場合に、やるべきことは3つあります。
1つ目は、親子関係の改善です。家でストレスがたまる生活では、朝起きられない、身体が動かないなどの症状が出ます。
これを改善するには、親子関係を良好にして、居心地のいい明るい家庭をつくることが必要でしょう。
2つ目は、トラブル改善です。学校でトラブルがある場合は、信頼できる先生に相談して解決しましょう。
3つ目は、子どもに合う居場所を見つけることです。今通っている学校(クラス)にこだわる必要はありません。
たとえば発達障害で授業中に座っていられない場合、通級指導教室、フリースクールなど子どもが負担なく過ごせる場所を探していきましょう。
本日のまとめ
学校に行った方がいいかどうかは、状況によります。いじめを受けていて心が傷つけられる場合には、解決するまで行く必要はありません。
しかし朝起きられない、友達とのケンカ、勉強についていけないなどが原因の場合は、原因を克服して行った方がいいでしょう。
もちろん今の学校(クラス)だけにこだわる必要はありません。子どもに合うところを、様々な選択肢から見つけていきましょう。
明後日ですが、「学校が怖い子どもに親ができること」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!学校は行くべきor行かないべき?
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