新しい学年やクラスが始まり、お子さんは楽しく学校に通っていますか?中には「学校に行きたくない」と言う子も少なくないでしょう。
そこで今回は、「新学期すぐに子どもが不登校になったら?」というお話をします。対応を間違えると、不登校が長期化する可能性があります。
そうなる前に、正しい対応で子どもの心の負担を軽くしましょう。子どもが前向きに学校に通うことができるようになるはずです。
目次
なぜ新学期に不登校が起こりやすいのか?
はじめに、なぜ新学期は不登校になりやすいのでしょうか?4月に不登校になりやすい理由は、「クラスや学校が合わない」からです。
たとえ合わなくても、1週間ぐらいは頑張って学校に通おうとする子は多いでしょう。
しかし、そのエネルギーは次第に減っていきます。やがて「朝起きられない」「学校に行くのが辛い」と感じるようにって不登校になるのです。
一方で、同じようにクラスや学校が合わなくても学校に行ける子もいます。そのような子には、共通した特徴があります。
それは、「愛情バロメータが高い」「コミュニケーション力が高い」子です。
心のエネルギーが十分にあったり、新しい環境でも自ら友達を作る力があったりすると、学校に行くのが多少辛くても頑張れます。
子どもが「学校に行きたくない」と言ったら?
では、子どもから「学校に行きたくない」と言われたら、どのように対応するといいのでしょうか?
親としてまず大切なのは、「冷静に理由を聞く」ことです。ただの甘えなのか、それとも本当に辛い思いをしているのかを見極めましょう。
怠けているだけの場合は優しく背中を押し、勇気づけてあげることで学校に行けることがあります。
一方、精神的に辛そうな場合、無理に行かせることは逆効果です。まずは1日家で休ませて、心の回復を待ちましょう。
その上で、学校で抱えている悩みに対して、学校の先生と連携をとって根本的な問題を解決していくことが大切です。
不登校の7割は「親子関係の改善」で変わる
不登校の原因の約7割は、愛情バロメータ不足による子どもの気力低下です。
もちろん、どれだけ愛情バロメータをUPしても「学校が合わない」「友達関係がうまくいかない」こともあります。
ただ親子関係を良好にすることで、ある程度の困難を乗り越えられるようになるため、多くの不登校は防ぐことができます。そのために親ができることは、
- 子どもの話をしっかり聞くこと
- 居心地の良い家庭をつくること
すると心が安定するため、不登校にもなりにくくなるわけです。
本日のまとめ
新学期は、クラスや学校が合わず心が疲れてしまい、不登校が増えるタイミングです。
子どもが行きたくないと言ったときは、まず理由を丁寧に聞き、無理をさせずに心の回復を優先しましょう。
不登校の多くは、親子関係の改善で防げます。日頃から子どもの話をよく聞き、安心できる家庭づくりをしておくことが大切です。
明後日ですが、「子どもの夢を応援できないときの対処法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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