先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
親が疲れて、子どもに向き合う気力がない場合はどうしたらいいですか?
子育ては、楽しいことばかりではありません。特に子どもが手に負えない状態だと、親が疲れ果ててしまいますよね。
そこで今回は、「子育てが辛いときに意識してほしいこと」をお伝えしましょう。親の疲れレベルによって、やることが異なります。
ご自身に当てはまるレベルをチェックし、できることから始めてください。不安やストレスが減り、確実に未来は明るくなります!
目次
疲れレベル3:心が限界なら他人に任せる
もし精神的に限界で、自分の生活すらままならない場合、まずは子どもよりも自分自身のケアを優先させましょう。
親が元気でないと、子どもに向き合う余裕が持てないからです。具体的には、
- しばらく子育てをパートナーに任せる
- 親戚に子どもを預ける
- 里親制度などの支援を検討する(利用できるかどうかの確認が必要)
- 全寮制フリースクールなどを利用する
疲れレベル2:気力がないならやめることを決める
うつまではいかなくても、毎日がしんどい場合、キャパオーバーになっている可能性があります。
そのため、減らせることを減らしていきましょう。たとえば、
- 仕事を減らす(時短勤務、転職、休職を検討する)
- 家事を減らす(ミールキットやホットクック、ルンバなどの時短家電を活用する)
- 子育ての負担を減らす(話を聞くのをパートナーに任せる)
疲れレベル1:少し余裕があるなら、干渉を減らす
何とかやっているけど毎日疲れる場合は、子どもへの干渉を減らしましょう。
干渉や指示をやめるだけで、子育てはだいぶ楽になるからです。そのために必要なことは、2つです。
1つ目は「監視をやめる」ことです。子どもが宿題をしていなくても、ゲームの時間が長くても、何も言わないようにしましょう。
2つ目は「先回りの助言をやめる」ことです。「今の成績だと高校行けないよ」「その髪型だと先生に怒られるよ」などと先回りのアドバイスをやめましょう。
これだけで、子育てのストレスは激減します。子どものストレスも減るので、イライラが減り、お互いに穏やかに過ごせるようになるでしょう。
その後子育ての疲れが落ち着いてから、本当に大事なことだけに絞って伝えていくことが大切です。
本日のまとめ
子育てが辛くて限界の場合は、自分自身のケアを優先しましょう。パートナーや第三者に頼り、一時的に子どもと距離を置くことが大切です。
また、仕事や家事、子育ての負担を調整しながら心のケアを行うこと、子どもへの干渉を減らすことで子育てが楽になります。
明日ですが、「新学期すぐに子どもが不登校になったら?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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