先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
海外在住で中1の息子。一時帰国して1学期を日本の学校で過ごす予定が、1週間通学した後不登校。
6月にあった宿泊行事には参加でき、コミュニケーション能力は高いと先生から言われました。
海外に戻って初日は登校しましたが、翌日から不登校に。友達とは遊ぶが学校に行かない、大好きなバスケにも行かない、外食も嫌で、ずっとゲーム。
親との会話はできていますが、学校の話は嫌がります。
友達と遊べていたり、コミュニケーション能力が高かったりしても、不登校になるケースもあります。
学校を変えても不登校になってしまう場合、親としてどのように対応すればいいか悩みますよね。
そこで本日は、海外の学校に通っている子の不登校の原因や親の対応方法をお伝えします。
海外の学校に限らず、日本の学校でも考え方は同じです。お子さんの不登校解決にお役立ていただければ、幸いです。
不登校の期間によって原因が変わる
今回の相談者さんの場合、日本の学校でも海外の学校でも不登校となっています。
この場合、一時帰国する前も不登校になっていたかどうかで、原因が変わります。
お子さんの状況に合わせて、対応を変えることが大切です。
一時帰国する前も不登校だった場合
「愛情バロメータの低下」か「海外の学校(生活)が合っていないこと」が原因である可能性が高いでしょう。
愛情バロメータが低いと子どもは学校に行くエネルギーがなくなります。日本に転校しても、解決しないことが多いでしょう。
「海外の学校が合っていない」こともあります。言語の問題から友達ができにくいケースがあるからです。
こういった場合は、日本人学校への転校も検討するといいでしょう。
これまで行けていた場合
一方、これまでは行けていたのに環境が変わって不登校になった場合は、「帰国や環境の変化による疲れ」が原因だと考えらえます。
しばらく休憩させて愛情バロメータを上げていきましょう。ある程度疲れが取れてきたら、子どもから「そろそろ学校に行く」と言うことも多いです。
何も言ってこない場合、「何か行きたくない理由があるの?」と聞いてみましょう。
学校でトラブルがあったのかもしれないからです。その時は、先生と相談をして解決する必要があります。
本日のまとめ
過去にも不登校を経験している場合は、「愛情バロメータの低下」「学校が合っていない」ことが原因であることが多いです。
今回初めて不登校になったなら「帰国や環境の変化による疲れ」である可能性が高いでしょう。状況に合わせて、対応することが大切です。
明日ですが、「小学生が学校に行きたくなくなる3つの理由」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!海外の学校で不登校になったら?
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