不登校は年々増えていて、毎年過去最高を更新しています。とはいえ、お子さんが学校に行けない日が続くと心配ですよね。
そこで今回は、「小学生の不登校、家での過ごし方」についてお伝えしましょう。
適切な対応をすることで、子どもは自信を取り戻し、学校を前向きに考えられるようになります。親子関係もよくなり、将来への不安も解消されるはずです。
やってはいけない3つの対応
不登校の子どもに対して、絶対にやってはいけない対応が3つあります。これをしてしまうと、不登校が長期化するので注意しましょう。
1つ目は「無理に学校に行かせようとすること」です。いじめや人間関係の問題で学校に行けない子を、無理に行かせるのは危険です。
ライオンがいる檻に、無理やり入れるようなものでしょう。2つ目は「ゲームをやりたい放題にさせること」です。
日中にゲームをするのは問題ありません。しかし、夜中までゲームを続けるのはダメです。昼夜逆転生活になり、不登校が長引いてしまいます。
3つ目は「親が感情的になったり責めたりすること」です。親が責めると「なぜ辛い気持ちを理解してくれないの」と思ってしまうでしょう。
正しい対応方法
では、どのような対応をすればいいのでしょうか?まずは、愛情バロメータを上げることです。
話を聞いたり、家庭を安心できる空間にしましょう。心のストレスがなくなってくると、気持ちも前向きになります。
次に、成功体験を積ませましょう。たとえば子どもがサッカー好きなら、学校に行けていなくてもクラブや部活に参加させるのはおすすめです。
シュートが決まれば、自信につながります。こうした小さな成功体験が、学校に行く気力を育むのです。
家での過ごし方のポイント
家での過ごし方も重要です。次の3つを意識してください。1つ目は「生活リズムを整えること」です。
始めは、疲れて起きられなくても構いません。ただ気持ちが回復してきたら、正しい時間に起きて食事をして寝る習慣に戻しましょう。
2つ目は「家庭内での役割を持たせること」です。洗濯物をたたむ、食事の片付けをするなどをお願いし、それを褒めることで自己肯定感が高まります。
3つ目は「勉強の圧力をかけすぎないこと」です。気力がない時に勉強を無理強いすると、また心が苦しくなります。
本日のまとめ
不登校の子に、無理に学校に行かせたり責めたりしてはいけません。愛情バロメータを上げて、心と体を休ませることが基本です。
生活リズムを整え、小さな成功体験を積み重ねましょう。家が安心できる場所になれば、子どもは必ず前向きな気持ちを取り戻します。
明日ですが、「宿題が雑な子どもへの対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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