先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
小学校5年生で公立中学進学予定です。習い事がネックで友人と遊べないと揉めています。小学校時代は今しかないし、中学に備え学習準備もしないといけません。
習い事をセーブし友人関係を確立してあげたほうが、子どもには良いのでしょうか?習い事のために友人関係を崩すのは可愛そうです。
そろばん、公文、スイミングを平日にしています。多い方でしょうか?
習い事、勉強、遊びのバランスというのは本当に難しいです。子どもによっても、生活環境によっても正解が変わります。
ただ私自身は、次の2つの点を意識して考えるのが、一番良いと思っています。お子さんの遊び、勉強、習い事、部活動などの時間配分で悩んでいる場合、一度参考にしてみてください。
大きな失敗をして後で後悔することは無くなると思います。
子どもの気持ちを尊重する
最優先すべきは子どもの気持ちです。ここを後回しにすると、結局子どもが親に反発して、問題行動を起こすようになるからです。今回の相談者のお子さんの場合、
習い事がネックで友人と遊べないと揉めています。
と言われているので、おそらくお子さんは遊びを優先したいと考えています。であれば、水泳、公文、そろばんのどれか一つをやめて、遊ぶ時間を増やしてあげるのが良いと思います。
もしくはスタートの時刻を夜にして、遊びが終わってから行くようにすると良いです。嫌々習い事に行くのは、能力が伸びないのでおすすめできません。
時代の流れを考える
次に優先すべきは時代の流れです。1980年代であれば、最優先すべきは勉強でした。勉強を頑張り大企業に入れば、将来安泰だったからです。
しかし今は大企業に入っても、いつリストラされるかわからない時代になりました。水泳、公文、そろばんなどを習っている子も非常に多いので、少しできるくらいでは差別化できません。
では今の時代、最も優先すべきことは何かというと、私は「遊び」だと思っています。
遊びはコミュニケーション力を伸ばす習い事
多くの方は未だにバブル時代の価値観を引きずっています。つまり勉強を頑張らせれば将来安泰だと考えています。
その結果、遊んでばかりいる子が減っています。遊びはコミュニケーション力を伸ばす最強の習い事です。他の子が遊びの割合を減らしているので、日本全体のコミュニケーション力が下がっています。
もしここであなたのお子さんが、他の子以上に遊び、コミュニケーション力が高い人間になれば、将来何をしても活躍できるようになります。
また遊びは発想力や独創性を伸ばす上でも非常に効果的です。AIが発達してきている今の時代、言われたことを的確にこなすだけでは、生き残ることはできません。
コンピューターには想像もできない新しい発想ができる人間も、非常に重宝されると思います。
本日のまとめ
遊び、勉強、習い事は全て大事です。ただ人間は誰でも1日24時間しかありません。どこに時間を使うかを考えないといけないのです。
迷ったときは、優先順位1 子どもの気持ち優先順位2 時代の流れという順序で考えていくと良いと思います。
さすがに小中学生だと、時代の流れを考えることはできません。ここはお父様かお母様が考え、お子さんに助言することが大事だと思います。
明日ですが、「良いノートと悪いノートの違い」というお話をします。今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
道山ケイ
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