先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
息子は昔から学校行事が苦手で、行事の日に休むタイプです。改善方法などあれば、教えて頂きたいです。
学校行事を楽しみにしている子が多い中で、子どもが行きたくないと言っていると悩みますよね。
そこで今回は、「学校行事が嫌いな理由と解決策」について解説しましょう。
親のサポート次第で、子どもが少しずつ学校行事に向き合えるようになります。
一方、対応を間違えてしまうと不登校につながるため注意しましょう。
まずは愛情バロメーターをチェック
子どもが学校行事を嫌う理由は、様々あります。そこで、まずは愛情バロメータが高いかどうかをチェックしましょう。
愛情バロメータが低いと、「好きなことには取り組めるけれど、嫌なことは避けるようになる」からです。この場合は、愛情バロメーターを高めるために、
- 子どもの要求をできる限り聞いてあげる
- 家庭を明るく居心地の良い雰囲気にする
- 毎日、笑顔で明るく過ごす
学校行事が嫌いな理由を探る
愛情バロメータを上げても行けない場合は、なぜ学校行事が嫌いなのかを確認しましょう。よくある理由として、
- 友達がいないため、一人ぼっちになる
- クラスで盛り上がる雰囲気に馴染めない
- ただ楽しくないと感じる
雰囲気に馴染めないなら、具体的な盛り上がり方を教えて練習させたりするのもありです。
愛情バロメータを上げた上で、子どもが行事に行きたがらない原因を解決すれば、ほとんどの子は行けるようになります。
親の価値観に応じた対応例
愛情バロメータも高く、行事を嫌う理由が特にないのに「楽しくない」「行きたくない」と感じる場合、親の価値観によって対応を変えましょう。
学校行事が大事だと思うなら、「嫌なことから逃げるのではなく、少しでも挑戦してみよう」と声をかけてみるといいです。
行事をそこまで重要視しない場合、「行きたくないなら休んでも良いけど、その代わり家で勉強をしようね」と柔軟に対応しましょう。
ちなみに私自身は、行事はできるだけ行くべきだと考えています。
行事一つ一つには意味があって、クラスみんなで目標に向かって取り組む姿勢を学ぶことができる貴重な機会だからです。
本日のまとめ
子どもが学校行事を嫌う場合、まずは愛情バロメータを確認しましょう。ここが低いと、嫌なことは避けるようになるからです。
愛情バロメータを上げつつ、行事が嫌な原因を探り、それに応じた柔軟な対応をしていきましょう。
明日ですが、「反抗期の子どもが求めている親の行動」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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