行きたくない塾なんてやめちまえ!

イライラ

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

毎日ケイ先生のメール等を見て、自分の考えを変えようとしていますがなかやか根本的には変えられずにいます。

娘は受験勉強をしなくてはいけないとおもっているようですが、問題集が難しく宿題がたまり塾に行く事を嫌がります。本人もどうしたらやる気が出るか悩んでいます。どうしたらいいでしょうか。

先日書いた「嫌な部活動なんてやめちまえ」という記事を書いたところ、思いのほか反響がありました。

>>嫌な部活なんてやめちまえ!

この理論って、部活以外の塾とか習い事とか全てに当てはまる概念なんです。※小学校と中学校だけは別ですが。

そこで本日は塾に当てはめて、その理由を理論的に解説します。この原理がわかると、無駄なことで悩むことが一切なくなりますよ!

行きたくないと感じている時点で合っていない証拠

問題集

最初に答えからお伝えします。今回の相談者の場合、今すぐ塾を辞めて自宅学習に切り替えるか、塾を変えるかした方が良いです。なぜなら、

問題集が難しく宿題がたまり塾に行く事を嫌がります。

と書いてあります。客観的に状況を整理すると、

  • 宿題がたまっている⇒学校の問題集をやる時間すらない
  • 問題集が難しすぎる⇒勉強のレベルが子どもに合っていない
  • 本人も行きたくないといっている⇒心が拒絶している
この状態で成績って上がると思いますか?

自分の問題になるとなぜか見えなくなってしまうのですが、こうして客観的に考えると、成績が上がらなくて当たり前だというのがわかると思います。

お母様は、子どもがやる気が出ないと悩んでいるのですが、「自分に合っていない勉強をしている」からやる気が出ないのです。

頭と心、正しいのはどっち?

心

今回の相談者の場合、宿題がたまっているという目に見える問題があるので、判断しやすいです。ただ、そういった目に見える問題が起きていないことも多いです。

つまり、子どもが心の中で「塾に行きたくない」と思っているだけの状態です。せっかくなので、この場合の判断方法も紹介します。

そもそも、頭と心ってどっちが正しいと思いますか?私自身、これは明確な答えがあります。私自身の答えは100%「心」です。

今までの人生で「なんとなく嫌だな~」と心で感じていたのに、頭で「でもやらないとまずい」「今いかないとまずい」と考えて行動したことってないでしょうか?

私自身、たくさんあるのですが、こういった時って100%「やっぱりやらなければよかった」「行かなければよかった」って後悔するんです。その確率、実に100%!!!

つまり、私自身は、頭よりも心の方が100%正しいです。そして、今まで私がアドバイスしてきた子たちも、頭よりも心の方が正しいことがほとんどです。

子どもの心を尊重することが成功への最短ルート

高校

部活動、塾以外の悩みでよくあるのが進路です。偏差値の高いけど入りたい部活がないA高校か、偏差値低いけど部活が強いB高校かで悩むことってよくありますよね?

こういった時は、子どもの心を尊重した方が良いです。

心:なんとなくB高校に行きたい

頭:でも将来のことを考えるとAに行った方が良い気がする

と思うなら、答えはB高校です。一方、

心:なんとなくA高校に行きたい

頭:今までやってきた部活を続けるためにBに行った方が良い気がする

と思うなら、答えはA高校です。この原理さえ理解しておけば、今後何かに悩んだ時、迷うことが無くなりますよ。

本日のまとめ

相談

塾や部活を辞めるかどうかで悩んだ時は、自分の心に素直になりましょう。それが最も成功する判断である可能性が高いです。

ただ、自分の心に従うのって、なぜか勇気がいるんですよね。頭の方が正しい気がしてしまって、、、

そういう時は、心を押してくれる友人や先生などに相談してみてください。私も今でこそ、心の判断を信じられるようになったのですが、最初はなかなかできませんでした。

これは訓練なので、いずれできるようになります。それまでは、誰かに相談されると良いと思いますよ!

なお効率の良い勉強方法については、以下のページにまとめてあるのでこちらも参考にしてみてください。

>>効率の良い勉強方法

明日ですが、「高校受験合格までの理想的な勉強スケジュール」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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