手が出る兄弟喧嘩への対処法

兄弟喧嘩

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

高3と中3姉妹の喧嘩が酷いです。仲良くしているときもあるのですが、思い通りにならないとお互い暴言暴力が止まりません。

どちらも相手が悪いと言います。私に味方をさせようとするのですが、自分の味方をしない限り私も怒鳴られます。

特に妹は怒鳴り散らします。本当に疲れます。何を言っても2人が納得することはないので、関わりたくないです。

兄弟姉妹が激しい喧嘩をしていると、親として悲しくなりますよね。何とかしてやめさせたいと思っても、どう対応したらいいか悩むことがあるのではないでしょうか。

そこで今回は、こういった場合の正しい対応法を解説しました。間違った対応をすると、子どもが暴れることもあるで注意しましょう。

一方きちんとサポートすれば、兄弟喧嘩は徐々に落ち着きます。その結果、家族が平和に過ごすことができるはずです。

喧嘩をスポーツと捉える

スポーツ

まず大前提として、兄弟喧嘩はスポーツと捉えることが大切です。兄弟姉妹のように、一緒に過ごす時間が長ければ長いほど、自然と意見の衝突が起こります。

仲が悪いからとか、親の対応が悪いから起こるわけではないので、大丈夫です。

そのため、喧嘩が起こったときに、親がすぐに間に入って「誰が悪い」と判断することはやめましょう。

明らかに強い子が弱い子をいじめている場合を除いて、どちらが良い悪いかを決めるのは難しいからです。

怪我を防ぐための介入

止める

では、どうすればいいのか。基本的には、言い争い程度であれば放っておくのがいいです。いずれ、収まります。

しかし、喧嘩がエスカレートして暴力に発展し、怪我をする可能性が出てきた場合は、大人が介入してください。

親が直接止めたり、酷い場合は警察に連絡したりしないと、危険だからです。

何か起きてからでは手遅れなので、「これ以上暴れると危険」と思ったら、大人が止めるようにしましょう。

兄弟喧嘩を予防するための3つの方法

家庭

できれば、喧嘩を減らしたいですよね。ではどうすれば、兄弟喧嘩を予防することができるのでしょうか。

そもそも、根本的な原因は、子どもたちが日々の生活で感じるストレスです。これを軽減すれば、無駄にぶつかることがなくなるでしょう。

そこで、次の3つのことを行うのがおススメです。

1つ目は「家庭の居心地を良くする」ことです。家がリラックスできる空間であれば、自然とストレスを解消でき、喧嘩の頻度が減ります。

2つ目は「話を聞いてイライラを吐き出させる」ことです。子どものストレスを親が聞いてあげることで、その感情を発散させ、喧嘩になる前に解決できるでしょう。

3つ目は「ひどい場合は距離を取らせる」ことです。喧嘩が特に激しい時期には、2人がぶつからないように、あらかじめ距離を取らせてもいいでしょう。

時間が経てば、自然と落ち着き、大人になると喧嘩もなくなることが多いです。

本日のまとめ

仲良し

兄弟姉妹の喧嘩は、成長する家庭で必ず起こる「スポーツ」と捉えるといいでしょう。

どちらかが怪我をする可能性がある場合を除き、必要以上に口出ししないことが大切です。

兄弟喧嘩を予防するには、日頃から家庭の居心地を良くすること、話を聞いてイライラを吐き出させるよう意識しましょう。

明日ですが、「言葉がけを変えたら受験が合格した成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!手が出る兄弟喧嘩への対処法

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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