少し前に、アンケート企画を行ったのを覚えていますでしょうか?その時に、「道山から今後学びたいことは何ですか?」という質問をしました。
定期テストの点数を上げる方法、高校受験の対策法、スマホゲーム依存の解決策などいろいろな選択肢がある中、最も多かった意見が「子どもの才能開花法」でした。そこで今後は、
- 子どもの才能を見極める方法
- 上手に才能を引き出し、開花させる方法
- これからの時代に求められる能力と子どもの才能をリンクさせる方法
ステップ1 愛情バロメータを上げる
「また、愛情の話かよ!笑」と思われたらすみません。ただ、子どもの才能を開花させる最初のステップは、愛情バロメータを上げることです。その理由を説明します。
例えば、子どもに「野球の才能」があるとします。その能力を引き出していけば、いずれプロ野球選手になれるとします。しかし、愛情バロメータが低いと、子どもは親の言うことを聞きません。
「プロ野球選手になりたいなら、大阪桐蔭高校を目指した方が良いんじゃないか?」という話をしても「うるせえ!」と反発するのです。その結果、開花するはずだった才能も開花しなくなります。
そこで、まずは最低限子どもを応援できるレベルまで、愛情バロメータを上げることが大事になります。
※愛情バロメータを上げる方法は、こちらの講座で詳しく解説します。
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ステップ2 子どもの才能を見極める
次に行うのは、子どもの才能を見極めることです。例えば、野球の才能がある子に、ひたすらサッカーをやらせていても、子どもの才能は開花しません。
早い段階で、子どもの才能を見極め、その才能が開花できる環境に導いてあげることが大事になります。とはいえ、このステップって親の立場からだとなかなか難しいです。
なぜなら、普段の生活では、自分の子どもとその友達くらいしか見ていないため、お子さんの優れている部分に気づくことが難しいからです。ものすごく手先が器用な子だとしても、「○○君より少し手先が器用かな」くらいにしか思えないのです。
ではどうしたら子どもの才能に気づくことができるのかというと、担任の先生や部活の顧問などの意見を聞くと良いです。
先生たちは、普段からたくさんの子どもたちを見ているので、ずば抜けている能力があるとすぐに気づくからです。
こういった人たちからの意見に、耳を傾けるようにしましょう。
ステップ3 子どもの才能を伸ばして開花させる
その子の才能を見極めた後、次に行うことは子どもの才能を伸ばすことです。才能を伸ばすときに大事のは次の2つです。
環境
例えば、お子さんは、バスケの才能があるとします。将来、NBAでも活躍できる可能性があるとします。この場合、同じような能力がある子たちが集まる環境に入れることが大事です。自分1人で練習していても、能力の上昇には限界があるからです。同じような子どもたちともみあったり、さらに能力を伸ばしてくれる監督やコーチと出会うことで、才能は開花します。
親のサポート
もう一つは親のサポートです。先日の全日本大学駅伝では、青山学院大学が優勝しました。史上初2度目の3冠に王手をかけた形となります。なぜ青学駅伝部は、そこまで強いのか?もちろん、原監督の指導力のたまものだと思います。ただそれと同じくらい、原監督の奥様が、寮で選手の心と体を上手に支えているからです。
スポーツ以外の分野でもそうなのですが、一流を目指す環境というのは、非常にハードです。自分一人の力では、絶対に乗り超えることができません。
心と体を支えてくれる存在が必要です。小学校、中学校、高校の段階では、親がこの存在にならないといけません。子どもの心と体を上手に支えることが大事なのです。
なお親のサポート法については、以下のページに詳しくまとめています。よかったらこちらも参考にしてみてください。
>>子どもの才能を開花させる3つのサポート法
本日のまとめ
私が教師経験を通して学んだこと。それは、「才能がない子どもなんて一人もいない」ということです。大事なのは、
- 子どもの才能を開花させられる愛情バロメータがあるかどうか。
- 子どもの才能がどこにあるかを見極められるかどうか。
- 子どもの才能を開花させられる環境作りとサポートができるかどうか
これから定期的に、この3つの方法について詳しくお伝えしていこうと思います。一緒にお子さんの才能を開花させましょう!
明日ですが、「合格確実の低レベル校vs合格が難しい難関校」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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